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気泡多数!約1億年前と言われる環境を包み込んだ、ロマンあふれる琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4182】
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こちらはミャンマー北部フカワン渓谷から採集された、約1億年前(アプチアン末からセノマニアン初期)の琥珀です。高倍率のルーペでのぞくと、美しい気泡が見られます。この地域の琥珀はビルマ琥珀、あるいは「バーマイト」と呼ばれ、その形成年代の古さからコレクターに高い人気を博しています。
バーマイトは多種多様な内包物を含み、当時の生態系を鮮やかに保存しています。

後方から補助光を照らしつつ撮影しました。ご覧のように透明度が高く、細かな気泡を含んでいます。この気泡が白亜紀当時のものかどうかは不明です。さすがに空気の交換などが行われていてもおかしくありませんが、バーマイトには夢を見てしまいますね。まさにロマンの塊です。

ルーペを通して琥珀の内部を旅していると、虫に出くわしました。種類までは分かりませんが、長い足を折り曲げていることが分かりますね。琥珀はもともと樹液だったものが固化したものです。バーマイトが形成された森は、熱帯雨林に近い環境だったと考えられています。この森は河川、湖、ラグーン(※)、湾などに囲まれていたと考えられています。それゆえ、こうした虫だけでなく、海洋性の生物の痕跡、たとえば貝殻などが含まれることもあるとされています。
※ラグーンとは海岸近くの浅瀬を指します。有明海、オーストラリアのグレート・バリア・リーフなどが該当します。

こちらには比較的大きなインクルージョン(内包物)が見られます。動物由来にしては、明瞭な特徴がありませんし、植物だとしても種類までは特定できませんでした。

こちらは虫の一部でしょう。琥珀にはこうした虫の部分化石がよく見られます。内部に取り込まれたもろい虫は、徐々にバラけることがあります。正常なポーズで見つかるものは非常に少ない傾向にあります。

こちらには天の川のような気泡の集合が見られます。

こちらには、おそらく植物片の一部と見られるインクルージョンが見られます。複雑に絡み合った繊維質が明瞭に保存されています。

バックライトをあてながら撮影しました。バーマイトは形成年代が古い琥珀でありながらも、ご覧のように非常に透明度が高い個体が含まれています。

補助光なしでもご覧のように美しい個体です。

左右で約17ミリあります。

100円玉との比較です。透明度が高く、気泡や多様な内包物を含むバーマイトです。約1億年前と言われる環境を包み込んだ、ロマンあふれる琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot4182 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 気泡多数!約1億年前と言われる環境を包み込んだ、ロマンあふれる琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×1.2cm×厚0.4cm |
商品解説 | 気泡多数!約1億年前と言われる環境を包み込んだ、ロマンあふれる琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。