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5センチ級の大きな個体!極めて希少な寒ブリモンスターの一つ、グアンウェイカリス・スピナトゥス(Guangweicaris spinatus)の大きな化石/【ot4177】
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こちらは、約5億年前のカンブリア紀に生息していた絶滅節足動物、グアンウェイカリス・スピナトゥスの化石です。カンブリア紀の化石は、世界中でもごく限られた地域でしか採集されない極めて希少なものです。これは中国の関山動物群に属する化石で、2007年に初めて記載されました。近年、積極的に研究が進められ、その実態が徐々に明らかになりつつあります。

写真の左側のやや膨らんだ部分が頭部で、右側のやや細くなっている部分が尾部です。前胸部には3節、後胸部には5節、腹部には7節の節があるとされています。こちらの標本でも、それらの節が明瞭に保存されています。全体で5センチほどもある、かなり立派な標本です。部分化石が多いグアンウェイカリスの中で、ほぼ全身が保存されている点は特に注目に値します。

手のひらと比べても、その大きさがおわかりいただけることでしょう。

グアンウェイカリスは、フキシャンフィアと近縁で、外見もよく似ています。
カンブリア紀の生物についてはコラム「カンブリア紀の海洋生物たちの進化:捕食者から掃除役まで」で代表的な種を紹介しています。フキシャンフィアも掲載していますので、ぜひご覧ください。

グアンウェイカリスは、前述のとおり2007年に初めて記載された、比較的新しく発見されたカンブリア紀の生物の一つです。現生の生物とはほとんど共通点がなく、極めて古く奇妙なこれらの生物たちは、「カンブリアモンスター」などと呼ばれることもあります。
これらの生物は、今からおよそ5億4100万年前から5億年前にかけて、それまで緩やかに進化してきた生物界に突如として登場しました。この現象は「カンブリア爆発」と呼ばれ、生物進化の歴史における一大事件(イベント)とされています。
この時期に、現在見られるほぼすべての動物のグループが出現したと考えられており、その後、生物は急速に多様化していきました。

裏面には、非常にきめ細かな岩質が見られます。おそらく、粘土鉱物を豊富に含んだ水底の堆積物が、時間をかけて固化したもので、典型的な頁岩(けつがん)であると考えられます。

側面から撮影した写真です。断面からも、岩石の緻密な構造がよくわかります。

母岩の幅は左右74ミリ、化石本体は約5センチあります。

100円玉との大きさ比較です。極めて希少なカンブリアモンスターの一つ、グアンウェイカリスの大型化石です。
商品スペック
商品ID | ot4177 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 5センチ級の大きな個体!極めて希少な寒ブリモンスターの一つ、グアンウェイカリス・スピナトゥス(Guangweicaris spinatus)の大きな化石 |
産地 | 中国雲南省 |
サイズ | 本体直線距離5cm 母岩含め全体7.4cm×5.3m×厚1.7cm |
商品解説 | 5センチ級の大きな個体!極めて希少な寒ブリモンスターの一つ、グアンウェイカリス・スピナトゥス(Guangweicaris spinatus)の大きな化石 |
カンブリアモンスターとは?
カンブリアモンスターは、約5億4100万年前から4億8500万年前のカンブリア紀に生息していた動物群を指します。
この時期は、地球上の生命が急速に多様化した「カンブリア爆発」として知られ、現代の動物門の多くが初めて出現しました。
カンブリアモンスターと呼ばれる生物には、Anomalocaris(アノマロカリス)やOpabinia(オパビニア)などのユニークな形態を持つものが含まれます。これらの生物は、複雑な体構造や特殊な捕食器官を持ち、海洋の食物連鎖の頂点に立っていたと考えられています。
カンブリアモンスターは、化石記録に残る初期の複雑な動物群であり、現代の生物多様性の起源を探る上で重要な手がかりを提供しています。