クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite) 化石 販売

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クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)/【ot4161】

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot4161】

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クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その1)

こちらは、クモのような節足動物を内包したバーマイトです。バーマイトとは、ミャンマー北部のフカワン渓谷でのみ採集される、約1億年前の極めて古い琥珀です。

琥珀とは、もともと樹液だったものが、長い年月をかけて樹脂化し、固くなったものです。その化石化の過程で虫などを内包することがあります。バーマイトは、世界中の琥珀と比べても多種多様な内包物を含んでおり、一説によると、属レベルで1,000種類を優に超えるとも言われています。

さらに注目すべき点は、これらの内包物の年代が白亜紀中期、約1億年前のものであるということです。つまり、この写真の虫は、恐竜が大地を闊歩していた時代と同時期に生きていた可能性が高いのです。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その2)

なぜ、この琥珀が約1億年前に形成されたといえるのでしょうか。

その根拠はいくつか指摘されています。まず、フカワン渓谷の琥珀が採れる地層から、約9,800万年前のジルコンが発見されていることです。この年代は放射性同位体年代測定によって判明しています。詳しくはColumn「なぜ生物が生きていた年代が分かるのか -放射線同位体測定法-」をご覧ください。

また、ロンドン自然史博物館所蔵のバーマイトの内包物の分析により、白亜紀にしか存在しない物体が発見されたことも、形成年代を特定する根拠の一つとされています。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その3)

バーマイトが多種多様な内包物を含む要因の一つに、当時の環境が「熱帯雨林」に近かったことがあります。この森は河川、湖、ラグーン、湾などに囲まれ、動植物が豊富に生息できる環境だったと考えられています。また、河川や海が近いとされる理由の一つに、琥珀の内部にアンモナイトや甲殻類など、海や汽水域に生息していた生物が含まれていたことが挙げられています。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その4)

非常に長い脚を持つ節足動物のようです。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その5)

こちらは、どうやら昆虫の脚の一部のようです。周囲に主(あるじ)の姿は見当たりませんでした。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その6)

高倍率のルーペでのぞくと、肉眼では気づかなかった小さな植物片などが多数見られます。30倍以上の高倍率ルーペをお使いください。一度琥珀の内部を探検すれば、もうルーペが手放せなくなるでしょう。こんなミクロな世界にも冒険が広がっていたのだと、きっと気づかされるはずです。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その7)

こちらにも、特徴的な内包物が見られます。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その8)

ルーペを使うときは、明るい光源も利用すると、さらに見やすくなります。倍率が高くなるほどルーペの視野は暗く狭くなるため、バックライトとの併用をおすすめします。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その9)

肉眼でも、冒頭の節足動物の痕跡をはっきりと見ることができます。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その10)

脚と思われる部位には、毛のようなものが多数見られます。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その11)

左右の幅は約19ミリです。

クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)(その12)

100円玉とほぼ同じ大きさです。

小ケース

商品スペック

商品ID ot4161
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)
産地 Myanmar
サイズ 1.9cm×1cm×厚0.3cm
商品解説 クモのような節足動物が内包された「恐竜時代の琥珀」バーマイト(Burmite)

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?

バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

バーマイト、ビルマ琥珀の採集地域

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

バーマイトに内包された羽毛状の組織

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。

一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

バーマイトに内包された多足類

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトに内包された翅脈が残された羽虫

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。

バーマイトに内包された針葉樹の葉

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