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これは一体何だ!?大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4155】
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こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で産出する琥珀です。内部には、肉眼で確認できるほど大きな内包物が含まれています。
この地域の琥珀には、「バーマイト」というニックネームが付けられています。約1億年前、白亜紀中期(アプチアン末からセノマニアン初期)にかけて形成されたものと考えられており、世界的にも非常に古い琥珀です。
内包物は多様性に富み、昆虫、節足動物、植物片、はては恐竜の羽毛まで確認されることがあります。

こちらの琥珀には、非常に大きく特徴的な形状をした内包物が含まれています。

アップでご覧いただきましょう。縁部には、棘のような突起が多数見られます。昆虫や節足動物の一部か、あるいは植物片である可能性もあります。

肉眼ではっきりと確認できる大きさです。

琥珀は、樹液が化石化したものです。バーマイトが形成された森は、熱帯雨林に近い環境だったと考えられています。河川、湖、ラグーン、湾などに囲まれ、森林火災が度々発生していたのではないかという説もあります。落ちた樹液は、河川を通じて堆積層へと運ばれ、埋もれて化石化したと考えられています。

こちらには、植物片と思われる丸い物体が確認できます。

冒頭の特徴的な物体は、このように肉眼でもはっきり視認できる大きさがあります。

バーマイトは他の産地の琥珀と比較すると、実に多種多様な内包物を含んでいます。一説によれば、これまでに2000種類を超える動植物が確認されているそうです。まさに、約1億年前の環境を内包した小宇宙のような存在です。

左右の幅はおよそ17ミリです。

100円玉との比較です。大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト」です。
商品スペック
商品ID | ot4155 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これは一体何だ!?大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×1.4cm×厚0.4cm |
商品解説 | これは一体何だ!?大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。