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迫力ある黒い物体の正体は!? 恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4151】
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こちらはミャンマー産の約1億年前の琥珀、バーマイトです。バーマイトはミャンマー北部、フカワン渓谷でのみ採集される、世界的に見ても、非常に古い琥珀です。また、様々な内包物を含んでいることで知られ、当時の環境を知る重要な手がかりとされています。
こちらの琥珀の中には、植物片とも昆虫とも見分けがつかないような、かなり大きな物体が封入されています。写真中央下には、翅脈が残った羽のような部位が確認できるのですが、全体の輪郭が判然とせず、どのような虫か、はっきりしません。

昆虫の足や植物片と思われる部位が、散り散りに保存されています。琥珀はもともと樹木の樹液が、長い時間をかけて少しずつ固まったものです。
樹液に群がった虫が、そのまま巻き込まれて化石化することがあります。また、樹液が地表に落ちる際に、植物片などを取り込むこともあります。

先ほどの内包物はかなりの体積を占めており、肉眼でもはっきりと確認できます。

また、この個体は非常に透明度が高く、バックライトを当てると内包物のシルエットが浮かび上がり、濃淡も感じられます。バーマイトの中でも、かなり透明度の高い個体の一つです。

肉眼でも内包物をはっきりと視認できます。

こちらには、直線的な輪郭を持つ、おそらく植物の一部と思われる物体が封入されています。

先ほどから紹介しているこの黒い物体は、羽を持つことからおそらく羽虫の一種だと考えられます。あるいは、1匹ではなく複数の個体が同時に保存されているのかもしれません。

左右2センチほどあります。

100円玉とほぼ同じ大きさです。
バーマイトに含まれる生物は多種多様で、なんと50以上の分類群があり、属レベルでは1000以上とも言われています。
当時の環境は熱帯雨林で、そこに棲んでいた節足動物(主に昆虫)、植物、菌類を中心に、脊椎動物、さらには恐竜のものと思われる羽毛まで見つかっています。
商品スペック
商品ID | ot4151 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 迫力ある黒い物体の正体は!? 恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2cm×1.2cm×厚0.4cm |
商品解説 | 迫力ある黒い物体の正体は!? 恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。