ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石 化石 販売

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ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石/【ot3971】

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【ot3971】

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ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その1)

こちらはドイツ・ゾルンホーフェンのジュラ紀の地層から採集された棘皮動物、サッココーマの化石です。どこにサッココーマがいるの?と思われるかもしれませんね。次の写真を御覧ください。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その2)

分かりにくいのですが、こちらにあります。中心には膨らんだクラウンがあり、その周辺には触手が見られます。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その3)

こうしてみると、はっきりとサッココーマの輪郭が見てとれると思います。サッココーマはウミユリの仲間ですが、一般的なウミユリとは異なり、根のような部位を持っていません。クラウンと触手のみで構成され、海洋を漂う浮遊性のウミユリだったと考えられています。ウミユリとは日本語で海百合と書くように、一見すると植物のように見えますが、れっきとした動物で、海底や深海に生息し、岩や海底に付着して生息しています。触手を使って海中を漂うプランクトンや有機物を捕食していたと考えられています。触手が切れても再生する能力を持っていると言われています。ちなみに、ウミユリの仲間は現世にも生息しています。「Crawling Crinoid」と検索すると、そのユニークな姿を見ることができます。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その4)

母岩の端には、デンドライトが見られます。デンドライトとは、マンガンや酸化鉄などの酸化物が石の割れ目や表面に沿って結晶成長したものです。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その5)

アップで撮影しました。デンドライトは一見、シダのように見えますが、あくまでも鉱物の結晶です。面白いですね。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その6)

厚みは約5ミリほどです。繊細な母岩ですので、丁寧にお取り扱いください。ドイツ・ゾルンホーフェンは世界的に有名な化石産地です。ジュラ紀後期(約1億5000万年前)の石灰岩層で構成されており、非常に美しい乳白色をしています。この地域は当時、浅海のラグーンで酸素が少ない底層の層が存在し、化石の形成には理想的な環境だったと考えられています。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その7)

サッココーマは花びらのように見えます。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その8)

母岩含め、左右約14センチあります。

ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石(その9)

100円玉との比較。ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマの化石です。

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商品スペック

商品ID ot3971
年代 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
学名 ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石
産地 Solnhofen, Germany
サイズ 本体2.3cm 母岩含め全体13.9cm×9.7cm×厚0.5cm
商品解説 ドイツ・ゾルンホーフェン産の浮遊性のウミユリ、サッココーマ(Saccocoma tenella)の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ゾルンフォーフェン化石とは?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・

ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?

日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。

ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。

まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。

始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。

もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。

18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密

ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。

当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。

なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?

サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。

また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。

でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)