国産マニアックシリーズ！岩手県陸前高田市産の床板サンゴ化石 化石 販売

国産化石マニアックシリーズ！「それほど需要ないですよね」という声が聞こえてきます。しかしながら、一部の根強いファンの皆様の期待に答えて、出来得る限り、続けていきたい、この国産マニアックシリーズ。こういった国産の化石のことを調べるのは喜びですし、このような面白く素晴らしい化石が国内にも多数存在していることを知っていただける機会になればと思い、たまに発表し続けていきたいと思います。

さて、こちらは岩手県陸前高田市産のサンゴ類の化石です。古生代ペルム紀の古い化石でありながら、全形はもちろんディティールもよく保存されています。

ご覧のように母岩全体に多数のサンゴが保存されています。ペルム紀といえは古生代最後のピリオドです。超大陸パンゲアが誕生し、爬虫類が栄え、哺乳類の先祖が台頭してきた時代です。陸上ではシダ類に変わって裸子植物が繁栄するなか、海ではサンゴ礁が広がった時代でもあります。ペルム紀末期には世界的な大絶滅が起こり、フズリナや三葉虫などを含め多くの海洋生物が絶滅しまいた。５つの大絶滅のなかで、最大の絶滅だったとされています。

ディティールまで保存されたサンゴ。

どちらの面も多数のサンゴが保存されています。サンゴ礁の一部だったのでしょう。

４センチ以上ある眼鏡な母岩。

１５センチ超え。

１００円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した例です。