1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite Millbillillie 隕石 販売

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1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite Millbillillie /新生代第四紀(260万年前 -- 現在)【ot240】

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1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その1)

1960年10月にオーストラリアに落下した無球粒隕石ユークライト、ミルビリリー隕石の完全標本です。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その2)

下部はオーストラリアの大地の影響を受けて、赤く色づいています。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その3)

オリエンテーションによる美しい円錐形のフォルムを有する標本。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その4)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その5)

表面は、このように黒い溶融表皮で覆われています。溶融時に表面が流れてできた筋状の模様も見られます。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その6)

落下したばかりの新鮮な隕石にはこのような「表皮」がみられます。隕石の外側部分が激しい熱にさらされ、融点に達すると溶けた物質が流れてきます。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その7)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その8)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その9)

大気圏に突入する際、高温で溶けて、流れ出てきた岩石の多くは隕石本体からはなれていくのですが、残った物質は隕石の表面を覆って、このような模様ができあがるのです。これを、「溶融表皮(fusioncrust)」と呼びます。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その10)

本標本は、石質隕石の中でも、エイコンドライトとよばれる、珍しいタイプに分類されます。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その11)

石質隕石は、主に、コンドリュールとよばれる、丸い小さな粒を含むものを「コンドライト」と、粒を含まないものを「エイコンドライト」とよんで分類しています。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その12)

これまでに発見されている隕石の約67%はコンドライトが占めています。残りの隕石は本標本である「エイコンドライト」「鉄隕石」「石鉄隕石」が占めるのですが、エイコンドライトは非常に見つかる数が少なく、隕石全体の8%程度であると報告されているのです。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その13)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その14)

ユークライトは、太陽系の他の星で生成した火山岩で、母天体は小惑星ベスタだと考えられています。ベスタは、19世紀初頭に発見された四大小惑星の1つに数えられる小惑星で、直径約500kmを有します。また、ミルビリリー隕石は鉄ニッケルを含まない、数少ない隕石の一つで大変希少です。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その15)

この標本は、しし鼻(動物のヒヒの鼻のような、特徴的な形)のような教科書的な特徴と、平らな面を持ち合わせています。まさに、隕石であることが一目瞭然であるモデルのような標本。

1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その16)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その17)
1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite  Millbillillie (その18)

希少なミルビリリー隕石の典型的標本。我々が目にできる隕石のなかでもわずかしか発見されない、希少で美しい隕石です。

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商品スペック

商品ID ot240
年代 新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
学名 1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite Millbillillie
産地 Australia
サイズ 本体 4.5cm×3.5cm×3.2cm 
商品解説 オーストラリアのNr.Wiluna に1960年、10月に落下した隕石です。

オリエンテーションによる美しい円錐型の形状をもつ、無球粒隕石ユークライトの標本です。

表面は、黒い溶融表皮で覆われています。
溶融したときに表面が流れてできた筋状の模様も見られます。

下に見られる部分は、オーストラリアの大地の影響を受けて、赤く色づいています。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

隕石とは?

隕石(meteorite)はギリシャ語のmeteoron(空中のもの、天上のもの)に由来します。

また、隕石の「隕」は「高いところ(空)から 落ちてくる」という意味で 「隕石=高いところから落ちてくる石」です。

地球に接近する隕石

では隕石は何処からやってくるのでしょう?

端的にいえば、隕石は地球以外の天体のかけらなので宇宙空間から落ちてきますが、映画にもなったあの「はやぶさ」(宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機 )が小惑星「イトカワ」で採取した微粒子を調べた結果、隕石の起源が小惑星であることが判明しました。

JAXA探査機

小惑星は、多くが火星と木星の軌道の間にあって太陽のまわりを公転しているたくさんの小さな天体です。この小さな天体は45?46億年前の太陽系の誕生時に残った岩の残骸とされています。その為、小惑星を起源とする隕石は、惑星の誕生や進化などの貴重な情報源といわれています。

隕石は主に金属鉄(Fe)と珪酸塩鉱物からなり、 その比率で大きく3つに分類されます。

  • 石質隕石(stony meteorite)全隕石の約90%にあたる。主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。
  • 鉄隕石(iron meteorite) 全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。
  • 石鉄隕石(stony-iron meteorite) 全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石質隕石(stony meteorite)

その1つが、全隕石の約90%にあたる石質隕石(stony meteorite)です。 石質隕石の主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。

石質隕石(stony meteolite) 画像

この「ニッケルと鉄の合金」は、内部に金属の粒があるため磁石にくっつきます。

石質隕石は、丸い小さな粒(コンドリュール)を含む「コンドライト」と含まない「エイコンドライト」に分類されるのですが、「エイコンドライト」は「ニッケルと鉄の合金」の割合は少なく含まないものもあり、磁石にくっつかないものもあるようです。

石質隕石(stony meteorite) 画像

丸い小さな粒のコンドリュール(chondrule)はギリシャ語の『粒』を意味するコンドロス(chondoros)に由来し、太陽系形成時に溶融状態で宇宙空間を漂いながら固まった球状の粒子で、かんらん石と輝石を主成分としています。このコンドリュールを含むコンドライトは太陽系の形成を調べる上でとても重要な隕石になります。

エイコンドライトは、一度融けて分化した天体の石質のみが残ったもので『分化した隕石』や『惑星の地殻』とよばれ、地球の火山岩で最も多い玄武岩に組織や構造などが似ているといわれています。

鉄隕石(iron meteorite)

全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

「ヘキサヘドライト(hexahedrite)」「オクタヘドライト(octahedrite)」「アタキサイト(ataxite)」です。

鉄隕石のなかで最も一般的なのが「オクタヘドライト」です。ニッケルの含有量が6.5?13%で、とても長い時間(約100万年)かけて冷却されて出来た特徴的な模様のウィドマンシュテッテン構造がみられます。※ウィドマンシュテッテン構造はエッチング処理をしないとみれません。)

ヘキサヘドライトはニッケル含有量が4.5?6.5%でノイマラインという細い平行線がみられます。アタキサイトはニッケル含有量が13%以上で明確な内部構造をもたない隕石といわれています。60tもある世界最大のナミビアのボバ隕石が、このアタキサイトです。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

これまでに発見された巨大隕石は全てこの鉄隕石で、どの隕石よりも大きく重く、また丈夫で風化や破砕に強い隕石です。地球の核の成分と似ているため他の星の核が壊れた破片と考えられています。

約5000年前、空から落ちて来た鉄隕石を発見した古代エジプト人は鉄は宇宙からくると考えていたようです。そして農機具を作る材料などに加工して利用していたと思われます。

石鉄隕石(stony-iron meteorite)

全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

パラサイトは、かんらん石(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなります。1772年、ドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス(Peter Simon Pallas)が珍しい石(当時は隕石とは知られていなかった石=パラサイト)を採取しました。その後、同じ組成構造の岩石がみつかり始め、その石はパラスの名前をとってパラサイトと名付けられました。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

メソシデライトは、輝石・斜長石など異なる鉱物(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなり、語源は、古代ギリシャ語の「中間」を意味するmesoに「隕鉄」を意味するsideriteにつけられたものです。

石鉄隕石は、太陽形成後にできた惑星が衝突などで破壊されたものと考えられています。

流れ星と隕石

空から降ってくる流れ星と隕石の違い、分かりますか?流れ星、正式には「流星」といいます。
流星は、宇宙の小さなチリが大気の摩擦によって燃えたものです。この小さなチリは主に彗星から生まれたものです。

この流星のなかで最も明るいものを「火球」といいます。そして、この火球の中で大気中で燃えきらず地上に落ちていくのが「隕石」です。

簡単にいえば、流星は彗星を起源としていて、隕石は小惑星を起源としています。
(※でも中に小惑星を起源とした流星があるともいわれています)

テクタイト(tektite)

テクタイトは隕石の衝突いよって作られる天然ガラスで語源はギリシャ語の「溶けた」を意味するketosからきています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

成分は地球の岩石と同じで隕石ではありません。 形状は円形や卵形など様々で色も黄白色から黒色までと様々です。 隕石が燃えながら大気中に突入してくると、衝突したところは一気に高温となり近くにあった岩石などが溶け飛び散ります。飛んでる間に溶けた岩石などが冷え、ガラス質になって固まり再び地上に落ちたものがテクタイトと考えられています。テクタイトは衝突クレーターの位置に関連して広く分布しています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

クレーター(crater)

クレーターは、円形の凹んだ地形でギリシャ語のボウル、椀、コップなどを意味するkraterに由来し
1609年、ガリレオ・ガリレイが月面の多数の凹みを発見し名付けました。確認されている最初のクレーターはアメリカのアリゾナ砂漠にある「メテオクレーター」です。

「バリンジャー・クレーター」や「バリンジャー隕石孔」などとも呼ばれています。

直径約1.2?1.5㎞、深さ約170mの大きさのクレーターで、約5万年前に30万t以上の隕石が時速約72万kmで衝突して出来た跡です。この様な隕石の衝突が確認された場所は大きなものだけでも世界中に160ヶ所以上もあるといわれています。日本で初めて確認された唯一の隕石クレーターは「御池山(おいけやま)クレーター」です。長野県の南アルプス南部の御池山付近に位置しています。

約2?3万年前に直径約45mの隕石が衝突したと推測され、大きさは直径約900mで現在残っているのは全体の40%です。

隕石(meteorite) クレーター(crator) 画像

米国アリゾナ州のRoute66付近の隕石クレーター

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