まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認 隕石 販売

化石ティラノサウルス 化石 レプリカ 恐竜 レンタル 模型・グッズ お問い合わせ
電話:050-3550-1734(平日10:00~18:00) メール:info@kaseki7.com(24時間対応) お買い物ガイドはこちら

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認/新生代第四紀(260万年前 -- 現在)【ot2316】

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認/新生代第四紀(260万年前 -- 現在)【ot2316】

クレジットカードのボーナス払いが可能に。

SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら

この商品は売却済みとなりました。
まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その1)

こちらは米国カンザス州産のパラサイト隕石、「アドミア」です。鉄ニッケルとかんらん石がほぼ半々で構成されている隕石を石鉄隕石と言います。その中の一分類として、コレクターに大変人気のある隕石がパラサイトです。パラサイトは世界のいくつかの地域で発見、採集されていますが、こちらは前述のように米国カンザス州で見つけられたものです。「アドミア(Admire)」という正式名称が付けられています。アドマイアと呼ぶべきかもしれませんが、一般にアドミアで通っているため、アドミアで統一します。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その2)

アドミアは西暦1881年に発見されました。1881年といえば明治14年、日本では文明開化の音がしていた頃です。隕石のプロフィールを解説する際、間違えやすいのが、FallとFoundの違いです。Fallは落下年といって、隕石が落ちてきた年のことで、Foundは発見された年のことです。かの有名な、2013年にロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石を例に取ると、Fallが2013,Foundも2013となります。こちらのアドミアは、Foundが1881で、FallはUnknownとなります。つまり、発見したのは1881年だけれども、いつ落下したのかは不明ということ。このFall、Unknownとなる隕石は少なくありません。何万年、あるいははるか昔に落下して、移動手段の発達により、自然の奥深くで数百年前に発見されたというケースは非常に多いです。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その3)

パラサイト隕石は世界のいくつかの地域で発見されていますが、その成分は同じであっても、作り出された模様は異なります。アドミアは比較的傷みが多いパラサイトですが、その中でも、この標本の保存状態は上々です。ご覧のように、後方よりライトを照射すると、かんらん石が美しく黄を呈します。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その4)

こちらの個体はかなりかんらん石の占める割合が大きいタイプ。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その5)

写真の個体、やや右上に入るシルバーの部分は鉄とニッケルの合金です。パラサイト隕石が分類される石鉄隕石は、火星と木星の間に存在する小惑星ベルトに存在していた天体のマントルと核の境界部分に存在していたと見られています。核が鉄とニッケルを供給し、マントルが珪酸塩鉱物であるかんらん石の原料を供給したと考えられているのです。一度、高温になり混ざりあった両者ですが、急速に冷却される中で、融点が異なるため、独特のテクスチュアを形成しました。その模様こそが世界で最も美しい隕石と評されるパラサイト隕石の成り立ちなのです。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その6)

非常に大きな結晶に成長したかんらん石。アドミア隕石としては素晴らしい保存状態です。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その7)

長辺の長さが32ミリ。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その8)

太陽光にかざして撮影。大きなかんらん石が鎮座した美しい標本です。

まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認(その9)

後ろから光を当てるとかんらん石が輝きます。100円玉を大きく上回るサイズ。米国カンザス州で発見されたパラサイト隕石、「アドミア」です。称賛を意味する名前を頂いた、美しきパラサイト隕石。他産地のパラサイトを所有しているオーナーの方にもおすすめできる、珍しい逸品です。

ネームカード

商品スペック

商品ID ot2316
年代 新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
学名 まさに「称賛」すべき美しきパラサイト隕石、米国カンザス州産のアドミア(Admire)。明治14年に初めて落下が確認
産地 Lyon County, Kansas, U.S.A.
サイズ 本体3.3cm×2.1cm×厚0.2cm 6g
商品解説 専用ケースと一緒にお届けします。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

隕石とは?

隕石(meteorite)はギリシャ語のmeteoron(空中のもの、天上のもの)に由来します。

また、隕石の「隕」は「高いところ(空)から 落ちてくる」という意味で 「隕石=高いところから落ちてくる石」です。

地球に接近する隕石

では隕石は何処からやってくるのでしょう?

端的にいえば、隕石は地球以外の天体のかけらなので宇宙空間から落ちてきますが、映画にもなったあの「はやぶさ」(宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機 )が小惑星「イトカワ」で採取した微粒子を調べた結果、隕石の起源が小惑星であることが判明しました。

JAXA探査機

小惑星は、多くが火星と木星の軌道の間にあって太陽のまわりを公転しているたくさんの小さな天体です。この小さな天体は45?46億年前の太陽系の誕生時に残った岩の残骸とされています。その為、小惑星を起源とする隕石は、惑星の誕生や進化などの貴重な情報源といわれています。

隕石は主に金属鉄(Fe)と珪酸塩鉱物からなり、 その比率で大きく3つに分類されます。

  • 石質隕石(stony meteorite)全隕石の約90%にあたる。主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。
  • 鉄隕石(iron meteorite) 全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。
  • 石鉄隕石(stony-iron meteorite) 全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石質隕石(stony meteorite)

その1つが、全隕石の約90%にあたる石質隕石(stony meteorite)です。 石質隕石の主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。

石質隕石(stony meteolite) 画像

この「ニッケルと鉄の合金」は、内部に金属の粒があるため磁石にくっつきます。

石質隕石は、丸い小さな粒(コンドリュール)を含む「コンドライト」と含まない「エイコンドライト」に分類されるのですが、「エイコンドライト」は「ニッケルと鉄の合金」の割合は少なく含まないものもあり、磁石にくっつかないものもあるようです。

石質隕石(stony meteorite) 画像

丸い小さな粒のコンドリュール(chondrule)はギリシャ語の『粒』を意味するコンドロス(chondoros)に由来し、太陽系形成時に溶融状態で宇宙空間を漂いながら固まった球状の粒子で、かんらん石と輝石を主成分としています。このコンドリュールを含むコンドライトは太陽系の形成を調べる上でとても重要な隕石になります。

エイコンドライトは、一度融けて分化した天体の石質のみが残ったもので『分化した隕石』や『惑星の地殻』とよばれ、地球の火山岩で最も多い玄武岩に組織や構造などが似ているといわれています。

鉄隕石(iron meteorite)

全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

「ヘキサヘドライト(hexahedrite)」「オクタヘドライト(octahedrite)」「アタキサイト(ataxite)」です。

鉄隕石のなかで最も一般的なのが「オクタヘドライト」です。ニッケルの含有量が6.5?13%で、とても長い時間(約100万年)かけて冷却されて出来た特徴的な模様のウィドマンシュテッテン構造がみられます。※ウィドマンシュテッテン構造はエッチング処理をしないとみれません。)

ヘキサヘドライトはニッケル含有量が4.5?6.5%でノイマラインという細い平行線がみられます。アタキサイトはニッケル含有量が13%以上で明確な内部構造をもたない隕石といわれています。60tもある世界最大のナミビアのボバ隕石が、このアタキサイトです。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

これまでに発見された巨大隕石は全てこの鉄隕石で、どの隕石よりも大きく重く、また丈夫で風化や破砕に強い隕石です。地球の核の成分と似ているため他の星の核が壊れた破片と考えられています。

約5000年前、空から落ちて来た鉄隕石を発見した古代エジプト人は鉄は宇宙からくると考えていたようです。そして農機具を作る材料などに加工して利用していたと思われます。

石鉄隕石(stony-iron meteorite)

全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

パラサイトは、かんらん石(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなります。1772年、ドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス(Peter Simon Pallas)が珍しい石(当時は隕石とは知られていなかった石=パラサイト)を採取しました。その後、同じ組成構造の岩石がみつかり始め、その石はパラスの名前をとってパラサイトと名付けられました。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

メソシデライトは、輝石・斜長石など異なる鉱物(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなり、語源は、古代ギリシャ語の「中間」を意味するmesoに「隕鉄」を意味するsideriteにつけられたものです。

石鉄隕石は、太陽形成後にできた惑星が衝突などで破壊されたものと考えられています。

流れ星と隕石

空から降ってくる流れ星と隕石の違い、分かりますか?流れ星、正式には「流星」といいます。
流星は、宇宙の小さなチリが大気の摩擦によって燃えたものです。この小さなチリは主に彗星から生まれたものです。

この流星のなかで最も明るいものを「火球」といいます。そして、この火球の中で大気中で燃えきらず地上に落ちていくのが「隕石」です。

簡単にいえば、流星は彗星を起源としていて、隕石は小惑星を起源としています。
(※でも中に小惑星を起源とした流星があるともいわれています)

テクタイト(tektite)

テクタイトは隕石の衝突いよって作られる天然ガラスで語源はギリシャ語の「溶けた」を意味するketosからきています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

成分は地球の岩石と同じで隕石ではありません。 形状は円形や卵形など様々で色も黄白色から黒色までと様々です。 隕石が燃えながら大気中に突入してくると、衝突したところは一気に高温となり近くにあった岩石などが溶け飛び散ります。飛んでる間に溶けた岩石などが冷え、ガラス質になって固まり再び地上に落ちたものがテクタイトと考えられています。テクタイトは衝突クレーターの位置に関連して広く分布しています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

クレーター(crater)

クレーターは、円形の凹んだ地形でギリシャ語のボウル、椀、コップなどを意味するkraterに由来し
1609年、ガリレオ・ガリレイが月面の多数の凹みを発見し名付けました。確認されている最初のクレーターはアメリカのアリゾナ砂漠にある「メテオクレーター」です。

「バリンジャー・クレーター」や「バリンジャー隕石孔」などとも呼ばれています。

直径約1.2?1.5㎞、深さ約170mの大きさのクレーターで、約5万年前に30万t以上の隕石が時速約72万kmで衝突して出来た跡です。この様な隕石の衝突が確認された場所は大きなものだけでも世界中に160ヶ所以上もあるといわれています。日本で初めて確認された唯一の隕石クレーターは「御池山(おいけやま)クレーター」です。長野県の南アルプス南部の御池山付近に位置しています。

約2?3万年前に直径約45mの隕石が衝突したと推測され、大きさは直径約900mで現在残っているのは全体の40%です。

隕石(meteorite) クレーター(crator) 画像

米国アリゾナ州のRoute66付近の隕石クレーター

注目のコンテンツ
精巧レプリカ販売
恐竜のフィギュア
プレゼントにおすすめ!化石15個セット
化石セブンのスマートフォンサイト
化石セブンの最新情報はこちらから
隕石販売
イギリス産虹色アンモナイトを
一級品三葉虫
交渉可能商品
無料ラッピング
10分で分かるコレクターのための琥珀バイブル
買取り・下取りで化石を安くゲットしよう!!
注目のコンテンツ
化石セブン
化石のプレミアム情報
恐竜 化石 イベント レンタル
3d 恐竜
教育用 化石 セット
化石 プレゼント
化石の保存方法
地球史年代表
化石 発掘
メールについて
フェイク 化石
化石 ミネラルショー 恐竜展