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歴代トップ級!レックスコレクションの極みに挑む者へ贈る…… 極上プリマックス登場!ティラノサウルス・レックス前上顎骨歯/【di1711】
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こちらは、ティラノサウルス・レックスのコアなコレクターにこそ贈りたい、特別なアイテムです。写真をひと目ご覧いただければお分かりの通り、稀に見る美しい歯化石です。ただ、この歯は、その美しさだけで評価することはできません。一般的なレックスの歯化石とは明らかに異なる点があります。ぜひ、想像を膨らませながらご覧ください。
まず、全体的にわずかにふっくらとした、ボリューム感を感じていただけるかと思います。

手のひらに乗せて撮影しました。厳選に厳選を重ね、見事な保存状態を維持した、極上のコレクターズアイテムです。その点は、写真をひと目ご覧いただければ、すぐにご理解いただけると思います。
ただし……、—この歯化石を「特別」と称した理由は、そのクオリティだけではないのです。

この角度からご覧いただくと、その厚みとボリュームが尋常でないことをお分かりいただけるはずです。また、先端がわずかに丸みを帯びていることにもお気づきになるでしょう。
ここで、私がこの歯化石を「特別」と称した理由をお伝えいたします。
実はこの歯化石、「前上顎骨歯(ぜんじょうがっこつし)」なのです。英語では プリマックストゥース(premaxillary tooth) と呼ばれます。
前上顎骨歯とは、ティラノサウルス・レックスの上顎の最前部に並ぶ、わずか4本だけの小さな歯のことを指します。レックスの上下の顎にはおよそ60本もの歯が存在すると言われていますが、その中でプリマックスはたった4本だけという、極めて限られた存在です。
さらに、その形状は他の歯とまったく異なります。非常に分厚く、重量感があり、平らに近い面を持つという興味深い特徴があります。通常のレックスの歯は、断面がほぼ円形に近く、鋭い縁(カービング)を備えた2つのラインを持つのが一般的ですが、プリマックスは明らかにそれとは異なる構造をしています。
このような前上顎骨歯を所有しているレックスコレクターは、レックスコレクターのなかでもごくわずかです。まず、標本数が圧倒的に少なく、滅多に一般のマーケットには登場しません。さらに、ご覧いただいているような保存状態が極めて良好な標本ともなると、その稀少性は文字通り「別格」です。
こちらの標本も、国内のヘビーコレクターの方が長年大切に保管されてきた逸品です。極上のプリマックスをお探しの方にとっては、まさにまたとないチャンスとなることでしょう。
レックスコレクターの皆様ならすでにご存知かと思いますが、近年、上質な歯化石の流通数は著しく減少しています。ティラノサウルスの人気は世界中で年々高まり、採集された直後に買い手が決まってしまうケースがほとんどです。加えて、採集可能な地域の減少や、化石ハンターの高齢化なども重なり、15年前と比べても、明らかに新たなトップクラス標本が登場する頻度は下がっています。弊社の動向を長年見守っていただいているユーザーの皆様であれば、肌で感じておられることでしょう。
この歯化石は、そうした背景の中でも、過去のトップクラスの標本と肩を並べる、極めてレベルの高い逸品です。化石セブンクオリティと自信を持って断言できる、まさに一期一会の標本です。
ティラノサウルスの前上顎骨歯についてはコラム「ティラノサウルス科のみに見られる前上顎骨歯のD型形状とは?」を御覧ください。

こちらは、希少な「100%ナチュラル」な標本です。つまり、一切の修復が施されていない完全オリジナルの状態となります。表面のエナメル質には自然な光沢が見られ、緻密で繊細な皺(しわ)模様が広がっています。ぜひ、5倍程度のルーペをお使いになって細部をご覧ください。
肉眼では一見、褐色単一に見えるかもしれませんが、実際には、多彩な色合いと細かな凹凸によって構成されていることを実感していただけるはずです。

本標本は、アメリカ・モンタナ州パウダーリバー郡に広がるヘルクリーク累層から発見されたものです。この地域からは、現在も定期的にティラノサウルス・レックスの化石が発見されており、世界的にも注目される産地となっています。
それにしても……本当に美しい標本です。撮影していても、時折カメラを置いて、じっと見入ってしまいます。
通常、化石は写真に撮影すると、肉眼では気づきにくい細部まで映り込むため、小さな欠点が目立ちやすいものですが、この標本にはそのような粗がまったく見当たりません。
実物をご覧いただければ、まるで“ジェム(宝石)”のようだと実感していただけるはずです。
表面のエナメル質は、自然な輝きを帯びており、光を柔らかく反射します。縁部には、インナー・アウターともに、成体の歯化石ならではの、大きく明瞭な粒が連続するセレーション(鋸歯)が、しっかりと確認できます。

久しぶりに「出会ったな」と、感慨深ささえ覚えるような標本です。過去に出会った極上の歯化石たちの記憶が、ふと蘇ってくる……そんな逸品です。
前オーナーも、一目見たその日から、冷暗所にて大切に保管していたと聞いています。あまりにも美しい標本に出会うと、飾るよりも、つい仕舞い込みたくなる。これは、きっとコレクターなら誰しも頷ける“あるある”ではないでしょうか。

ぜひ、ここまで明瞭にセレーション(鋸歯)が保存されている点にもご注目ください。ティラノサウルス成体の歯化石に見られるセレーションは、単に粒が連なっているだけではありません。部位にもよりますが、まるでファスナーの歯のように噛み合うような精緻な構造をしていることがあります。

そしてこちらが、前上顎骨歯の象徴とも言える“平らな面”を確認できる断面写真です。ご覧の通り、左側がやや平坦になっているのがお分かりいただけるでしょう。
この構造は、獲物を前歯で引っかけ、手繰り寄せるためのものだと考えられています。そのため、前後方向に非常に厚みがあり、折れにくい形状となっているのです。
言うなれば、ショベルカーのバケット先端にある“爪”のような使われ方をしていたのかもしれません。これこそが、ティラノサウルス・レックスの前上顎骨歯(プリマックス)ならではの、独特の構造です。

ロングカーブ(歯の湾曲に沿った長さ)は、およそ37ミリあります。太さのわりに「意外と短い」と感じられたかもしれませんが、まさにこれこそが前上顎骨歯(プリマックス)の特徴です。
前上顎骨歯は、成体であっても歯冠長が5センチを超えることはほとんどありません。おそらく、獲物に引っかけて引き寄せる用途で使われていたため、あまり長いと折れやすくなるという合理的な理由があるのでしょう。
この標本は、まさに“プリマックストゥースらしさ”が凝縮された、典型的な一歯です。

こちらは、100円硬貨との比較写真です。
どの面にもほぼ完全にエナメル質が残されており、まるでジェム(宝石)のような自然な輝きを放っています。成体特有のファスナーのようなセレーション(鋸歯)もしっかりと残存しており、さらに、プリマックスらしい分厚い形状が変形することなく完璧な状態で保存されています。
今や、このレベルの標本は入手困難と言っても過言ではありません。オールドコレクションならではの、まさに一期一会の極上標本です。
商品スペック
商品ID | di1711 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 歴代トップ級!レックスコレクションの極みに挑む者へ贈る…… 極上プリマックス登場!ティラノサウルス・レックス前上顎骨歯 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | ロングカーブ計測3.7cm |
商品解説 | 歴代トップ級!レックスコレクションの極みに挑む者へ贈る…… 極上プリマックス登場!ティラノサウルス・レックス前上顎骨歯。 Hell Creek Formation, Powder River County, Montana, U.S.A. |
ティラノサウルスとは?
白亜紀の暴君、最強の恐竜、ティラノサウルスの知られざる秘密
1990年に発見された通称スーが最大の化石骨格で体長13m、推定体重は6tです。これはアフリカ象の中でもスーパーヘビー級の固体と同等かそれ以上の体重です。
異様に大きく、巨大な頭部骨格
最強の恐竜といわれるティラノサウルスは、体から比べても相当に頭部骨格が大きいことが分かっています。太くて長い歯、頑丈で大きなアゴを使い、獲物の肉を食いちぎり、噛み砕くように進化したのでしょう。これは他の獣脚類であるスピノサウルス、アロサウルス、アルバートサウルス、ディロング、タルボサウルス等と比べても、言えることです。
異様に小さい前肢
体はがっちりと巨大で、それにふさわしい後肢とかぎ爪を持っていましたが、それに比べて前肢は極端に小さいことで有名です。前肢は基本的に仮に使用していなかったのかもしれません。前肢の用途についてはさまざまな説があります。面白い説としては起き上がるときに補助的に使用した、というものがあります。
巨体を支える合理的な肢先の構造
1m近く巨大な足の甲から爪にかけての構造は非常に合理的に出来ており、6tにも及ぶ現生の巨像をはるかに超える体重をしっかりと受け止めることができました。研究者によれば、この肢の甲に構造には体重を支える特別な構造をしていたことが分かっています。
巨大な後肢は、他の獣脚類の中でも最も比率が大きいことが分かっています。巨大な頭と巨大な肢で特徴付けられるのがティラノサウルスであるといえます。
ティラノサウルスの眼
ティラノサウルスの眼は現生の肉食動物のライオンやトラと同様、前方を見据える形についていました。これはティラノサウルスは外敵が少ないハンターであったことをあらわしています。草食動物のように常に周りからの攻撃に配慮する必要がある動物の眼は左右が離れて付いています。
ティラノサウルスの嗅覚
ティラノサウルスの嗅覚は非常に発達していたと考えられています。わずかな血のにおいも見逃さなないハンターの鼻です。
画像「tyrannosaurus」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
シカゴのフィールド博物館
ティラノサウルスの歯
ティラノサウルスの歯は非常に太く長いのが特徴です。他の獣脚類に比べてもその特徴は明確で、切り裂くというよりは噛み砕くのに適していました。歯根(歯額の中に埋まっている部分)も非常に長かったという事実がよりこの特性を裏付けています。歯茎より上、つまり見えている部分が7-8cmにも関わらず、歯茎に埋まっている部分が22-23cmという化石が実際に発見されています。
ティラノサウルスには羽毛があった?
一部の研究者によれば、ティラノサウルスは羽毛で覆われていた、という説があります。寒暖の激しい期間を乗り切るために、体を温めるために羽を持っていたというのです。また、他の説では子供のころに羽毛があったとしても、大人になれば体温が高くなることが考えられ、完全になくなっていたのではないか、というものがあります。そもそも、この羽毛論の発端は、同じ獣脚類であるコエロフィシスやディロングの羽毛の痕跡付き化石が発見されたことにあります。コエロフィシスやディロング(ファイナルファンタジーのチョコボにそっくり)はかなり小さい恐竜であることから体温を失いやすく、羽毛をまとっていたのかもしれません。そうであれば少なくともティラノサウルスの子供には羽毛が存在した可能性はあります。
ティラノサウルスの寿命は何歳?
前述の巨大化石、「ス-」を調べると、年齢は28歳であることが分かりました(骨の状態で判断が可能)。また、化石を詳しく調べると、かなり痛んだ骨であることが分かり、寿命が近いのではないかと考えられました。従いまして、ティラノサウルスの寿命は30歳前後だと推測されています。ティラノサウルスは20歳くらいまで成長し、その後、徐々に老化していきました。5歳以下の若いティラノサウルスは必ずしも最強とは言えなかったようです。
ティラノサウルスは脚が速い?遅い?
ティラノサウルスはどのくらいの速度で走ることが出来たのでしょうか。一部の研究者は時速60kmで走ることができたと主張しましたが、現在では、骨や体のバランスなどから時速30kmにも満たない速度だったと考えられています。この点からトリケラトプス。エドモントサウルスのような比較的鈍足の草食恐竜を身を潜めて待ち伏せして狩をしたのではないかと考えられます(実際にトリケラトプスの化石からティラノサウルスの噛み跡が発見されています)。またワニなども狩りの対象になったと考えられています。
ティラノサウルスの狩りは単独行動?それとも集団行動?
ティラノサウルスと同じ北米の大型獣脚類のアルバートサウルスが大人と子供の化石が同箇所で発見されたことから、獣脚類といえど、集団で狩りをしていたことが明らかになりました。このことから、ティラノサウルスもその可能性があるのではないか、と考えられています。
死肉もあさった?
ティラノサウルスの嗅覚は非常に敏感であることから、死体のにおいをかぎつけることは容易であったと考えられます。その為、死肉をあさることも決して珍しくなかったでしょう。
ティラノサウルスの起源はアジアにある
恐竜コレクターの永遠のアイドル、ティラノサウルスにも同じタイプの仲間が世界各地に沢山いました。ここで簡単に紹介しましょう。
我々日本人にとってうれしい?事実
ティラノサウルス類は実はアジアから生まれました。ティラノサウルスの仲間は中生代の白亜紀になってアジアに現れました。この頃のティラノサウルスの祖先は非常に小さく、体長3mにも満たないものでした。彼らが当時、アジアとつながっていた北米へと渡り白亜紀後期にあの超巨大獣脚類のティラノサウルスが現れることになったのは意外と知られていません。さて、そのアジアで生まれた祖先をご紹介します。
シャンシャノサウルス 体長 3m 白亜紀後期 中国
さてなぜシャンシャノサウルスはティラノサウルスの仲間と判明したのでしょうか。それは、ティラノサウルス類に共通の特徴が存在したからです。
ティラノサウルス類共通の特徴
頭部骨格の眼の後ろの部分がBの字をしている左右の鼻の骨が結合し、強固になっている
この特徴を持った恐竜が世界各地で見つかり、ティラノサウルスの仲間であると考えられています。当時世界はアフリカを除いて陸続きであったことから、アジアから北米に大きく移動していきました。移動するたびに体を大きく、白亜紀後期それも隕石衝突の直前に最も巨大化します。それが皆さんがよく知るティラノサウルス・レックスなのです。
モンゴルアリオラムス 体長 5m
タルボサウルス 体長 9m
アレクトロサウルス 体長 5m
北米 アウブリソドン体長 3m
ダスプレトサウルス 体長10m
アルバートサウルス 10m
ゴルゴサウルス 9m
実は日本にもティラノサウルスの仲間がいたといわれています。つまり、前述の特徴をもった恐竜の化石が発見されました。石川県白山市でただ1本の歯が発見されています。
ティラノサウルスとスピノサウルス、いったいどっちが強いのか?
ティラノサウルス科最強の証、D型歯の秘密
ティラノサウルスの頭部はどれくらい大きかったの?
人間の男性と比較!あなたは大きいと感じますか?それとも・・・。