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約7000万年前の生命が、地球の圧力によって宝石へと昇華した奇跡 … アンモライト(Ammolite)のピース/【al473】
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こちらは中生代白亜紀約7000万年前の海中を遊泳していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化した、「アンモライト」という宝石です。この美しい表面は、専門用語で「ドラゴンスキン(竜の鱗)」と呼ばれる、アンモライト特有の模様です。
この宝石の主成分は真珠層と同じ「アラゴナイト」です。光の回折現象によって、赤から緑へと移ろう鮮やかな発色が見られます。
かつて海を泳いでいた生命の記憶が、物理的な圧力という試練を経て、ステンドグラスのような芸術品へと昇華した姿です。まさに、地球規模の時間スケールが作り出した、アートと呼べる存在です。
見る角度、光があたる角度によって色が変わるのも、アンモライトの特徴の一つです。手に持って動かしながら御覧ください。現在のカナダ・アルバータ州は、かつて「西部内陸海路」と呼ばれる広大な海でした。前述のように、そこに生息していたアンモナイト(プラセンティセラス属)が、特殊な地質条件によって奇跡的にこの輝きを保ったまま化石化したのです。
化石でありながら宝石という特殊な存在。実際に、1981年に「世界宝石連盟(CIBJO)」によって正式に宝石として認定されました。
裏面は、化石としての母岩(マトリックス)がそのまま残されています。宝石としての美しさと、化石としての無骨さが共存しています。
最厚部は約6ミリです。アンモライトは比較的硬い石なので、十分な強度があります。
左右約23ミリほどあります。
100円硬貨との比較です。このピースが生きていた白亜紀後期は、恐竜たちが地上を闊歩していた時代。海の底でひっそりと輝きを蓄えていたこのアンモナイトは、人類が誕生するはるか昔から、この色彩を完成させていたことになります。たった2センチ強の空間に、7,000万年という壮大なスケールの物語が凝縮されている……そう考えると、この小さな欠片がより愛おしく感じられるはずです。
白亜紀後期の海を遊泳していたアンモナイト(プラセンチセラスという種類)の姿を再現した復元図です。この殻が化石化したものが、アンモライトになります。
商品スペック
| 商品ID | al473 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 約7000万年前の生命が、地球の圧力によって宝石へと昇華した奇跡 … アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 2.3cm×2.1cm×厚0.6cm |
| 商品解説 | 約7000万年前の生命が、地球の圧力によって宝石へと昇華した奇跡 … アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























