希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ アンモライト 販売

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希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ/【al461】

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al461】

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希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その1)

こちらは、約8,000万年前の太古の海に起源を持つ宝石、アンモライトです。アンモライトは、北アメリカ・ロッキー山脈の東側斜面で産出する、有機物由来のめずらしい宝石です。 かつて、現在の北アメリカの中央部には「西部内陸海路(Western Interior Seaway)」と呼ばれる古代の内海が広がっていました。そこに生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が、長い年月をかけて化石化し、宝石となったものがアンモライトです。 殻の表面には、遊色層(光を反射して色を変える層)が残っており、光が当たるとさまざまな色に輝きます。とくにこのピースでは、希少色とされる紫や青などの寒色系の輝きが確認できる点にご注目ください。

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その2)

アンモライトでは、通常は赤やオレンジなどの暖色系の色が多く見られます。これは、遊色を生み出す薄膜の厚さによるもので、膜が500nm前後の厚みを持つと赤系の色が反射されやすくなるためです。 一方で、ブルーやパープルなどの寒色系の色は、薄膜の厚さが300nm以下のごく薄い状態でしか現れません。しかし、そのような繊細な層は、気の遠くなるような長い化石化の過程で失われやすく、青や紫の発色はまれです。 この個体のように、明瞭な寒色系の光彩を示すアンモライトは珍しく、独特の幻想的な美しさが魅力です。

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その3)

このピースの裏面には、ピン・ブローチとして使える加工が施されています。ピン・ブローチとは、服や帽子、カバンなどに留めて使うアクセサリーです。裏側にピンがついていて、かんたんに取り外しができるため、気分や服装に合わせて気軽に楽しめます。 アンモライトのブローチは自然由来で、ひとつひとつ形や色が異なるため、誰ともかぶらない個性的な装いを演出できます。

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その4)

裏面には、ピンで留められる金具が付いています。

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その5)

左右の幅は約21ミリ。自然由来の寒色系(紫・青)がはっきりと見られる、希少なアンモライトが用いられています。

希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ(その6)

こちらは100円玉との比較写真です。アンモライトは1981年に、世界宝石連盟(CIBJO)によって公式に宝石として認められました。生物から生まれた宝石は非常にめずらしく、アンモライトのほかには、琥珀(こはく)や真珠など、数えるほどしか存在しません。さらに2022年には、カナダ・アルバータ州の「州の宝石」にも指定され、カナダを代表する宝石のひとつとなっています。

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商品スペック

商品ID al461
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ
産地 Alberta, Canada
サイズ 本体2.1cm×1.2cm×厚0.3cm 金具含め全体2.1cm×1.2cm×厚1.5cm
商品解説 希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

アンモライトとは?

アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。

世界で唯一、産地はカナダだけ

アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。

薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる

アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。

地球が贈る、色彩の傑作

アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライト 販売

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アンモライト 販売

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。

画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org

アンモライトとは何か ― さらに深く

アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。

どこで採れるのか?

アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。

なぜアンモライトが生まれたのか

ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。

粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密

現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。

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