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美しい鱗模様、グリーンドラゴン!生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース/【al443】
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こちらはカナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライトです。アルバータ州はカナダ西部に位置し、南はアメリカ合衆国のモンタナ州と接しています。西部にはロッキー山脈が広がっており、東部は広大なプレーリー(緩やかな草原地帯)が広がっています。アンモライトはロッキー山脈東側斜面で採集される希少な生物起源の鉱石です。もともと白亜紀後期のプラセンチセラスというアンモナイトの殻だったものが、長い時間をかけて化石化したものです。そのため、アンモライトは鉱石であると同時に化石でもあります。
アンモライトの特徴の一つである、細かなクラックが見られます。この美しい模様は「竜のうろこ(ドラゴンスキン)」とも呼ばれ、特殊な堆積環境の中で、何度も破砕と凝固を繰り返した結果、形成されたと考えられています。ドラゴンスキンはコレクターの間で大変高い人気を誇っています。
こちらの個体には、見事なドラゴンスキン模様が見られます。その模様は、空想上の生物であるドラゴンの鱗に例えられるほど幻想的な美しさを持っています。手に取って動かすと、キラキラと輝き、見る者を魅了します。
輝きの源である遊色層は、わずか1ミリ程度と非常に薄く脆いため、表面には薄く樹脂でコーティングが施されています。
主にグリーンに輝きます。非常に鮮やかです。
裏面です。アンモライト特有の褐色の頁岩です。
最厚部は約11ミリほどあります。アンモライトは比較的硬い鉱石ですので、丁寧に取り扱えば強度に問題はありません。
左右66ミリほどあります。
100円玉との比較。カナダ・アルバータ州西部、ロッキー山脈東側斜面で採掘された美しき宝石、アンモナイトのピースです。人気のドラゴンスキン!
商品スペック
| 商品ID | al443 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 美しい鱗模様、グリーンドラゴン!生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 6.6cm×3.7cm×最厚部1.1cm |
| 商品解説 | 美しい鱗模様、グリーンドラゴン!生物起源の宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























