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カナダ・アルバータの大地の恵み!赤と緑のハーモニーが見事なアンモライト(Ammolite)の原石/【al432】
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こちらはカナダ・アルバータ州産の宝石、アンモライトの原石です。アンモライトは主にカナダ・アルバータ州で採集される多色性がある宝石で、赤や緑など鮮やかな色を呈します。これは、約8000万年前に棲息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が長い期間をかけて鉱物化したものです。化石としての人気はもちろん近年、ジュエリーや宝石としての価値が高まっています。
アンモライトは基本的にカナダのアルバータ州で採掘されますが、アメリカの一部の地域でも採れることがあります。ただし、実際に流通しているものはほとんどありません。
アンモライトは、19世紀後半からカナダのアルバータ州で採掘が始まりました。20世紀半ばには宝石として注目されるようになり、1981年には世界宝石連盟によって正式に宝石として認定されました。アンモライトは、ダイヤモンドやルビーなどの鉱物起源の宝石とは異なり、生物起源の宝石です。生物起源の宝石は種類が少なく、こちらのアンモライトのほか、琥珀、真珠、珊瑚、オパールなどがあります。
深い赤と細かなクラックが特徴的な味わい深いグリーンです。このステンドグラスのようなクラックは、アンモナイトの典型的な特徴の一つです。
繊細な遊色層を保護するため、表面には薄く樹脂が塗布されています。
裏面です。
赤と緑でパターンが異なる点が面白いですね。
左右56ミリほどあります。
100円玉との比較。アルバータの大地の恵み!赤と緑のハーモニーが見事なアンモライトの原石です。
商品スペック
| 商品ID | al432 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | カナダ・アルバータの大地の恵み!赤と緑のハーモニーが見事なアンモライト(Ammolite)の原石 |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 5.6cm×3.7cm×最厚部0.7cm |
| 商品解説 | カナダ・アルバータの大地の恵み!赤と緑のハーモニーが見事なアンモライト(Ammolite)の原石 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























