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レッドドラゴン!キラキラ輝く!カナダ・アルバータ州産のアンモライト(Ammolite)のピース/【al429】
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こちらは、濃い赤が特徴の非常に美しいアンモライトの一片です。アンモライトは、ロッキー山脈の東側斜面でしか採れない、遊色効果を持つアンモナイトの殻のことです。遊色効果のあるアンモナイト自体は世界各地で見つかりますが、特にカナダのアルバータ州で採集される標本は、鮮やかで濃い色合いが特徴で、アンモ「ラ」イトと呼ばれています。こちらの個体は特に強い輝きを呈します。
アンモライトの特徴の一つに、ステンドグラスのようなクラックがあります。これは、長い堆積の過程で遊色層が何度も破砕され、再び固まることを繰り返した結果だと考えられています。また、この過程で遊色層が厚くなり、アンモライトの美しい輝きに寄与しているとされています。
このような模様は「ドラゴンスキン」と呼ばれます。竜の鱗に例えられる美しいパターンはアンモライトの特徴の一つとなっています。
遊色層はわずか数ミリ程度しかなく薄く繊細なため、表面には樹脂がコーティングされています。
裏面です。
厚みは約5ミリほどです。
左右37ミリほどあります。
100円玉との比較。非常に強い輝きが備わったカナダ・アルバータ州産のアンモライトです。
商品スペック
| 商品ID | al429 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | レッドドラゴン!キラキラ輝く!カナダ・アルバータ州産のアンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 3.7cm×2.7cm×最厚部0.5cm |
| 商品解説 | レッドドラゴン!キラキラ輝く!カナダ・アルバータ州産のアンモライト(Ammolite)のピース |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























