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赤、橙、黄、緑など様々な色を呈する、希少な宝石、アンモライト(Ammolite)のピンプローチ/【al369】
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こちらはカナダ・アルバータ州で採集された宝石、アンモライト(Ammolite)のカボションです。カボションとは研磨して丸く仕上げられたものを言います。
アンモライトはロッキー山脈東側斜面でのみ発見される希少な化石です。プラセンチセラスというおよそ8000万年前に海中に生息していたアンモナイトの殻が化石になったものです。殻の表層に保存されている遊色層が真珠光沢に似た美しい色を呈します。1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されました。生物起源の宝石は珍しく、アンモライトのほか、真珠や琥珀などが知られています。
赤、緑、橙、黄など実に様々な色を呈する美しいピースです。
見る角度や光の当たる角度によって万華鏡のように色が変化します。表面には遊色層を保護するために樹脂が塗布されています。
こちらのピースの裏側にはピンブローチとして使える金具が備え付けられています。ピンブローチは洋服はもちろん、バッグや帽子にも付けることができます。アイテムの印象を変えたり、季節感を演出できます。
側面から撮影。
左右21ミリほどです。
100円玉との比較。ピンブローチとして利用可能な、宝石、アンモライトのピースです。
商品スペック
| 商品ID | al369 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 赤、橙、黄、緑など様々な色を呈する、希少な宝石、アンモライト(Ammolite)のピンプローチ |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 2.1cm×1.6cm×厚0.6cm(ピンバッジ部分の含めた厚み1.9cm) |
| 商品解説 | 赤、橙、黄、緑など様々な色を呈する、希少な宝石、アンモライト(Ammolite)のピンプローチ |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























