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春にぴったりのグリーンドラゴン!カナダ産のアンモ”ラ”イト(Ammolite)の大型ピース/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al321】
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春にぴったりのグリーンドラゴン!カナダ産のアンモ”ラ”イト(Ammolite)の大型ピース/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al321】
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こちらは5センチを超える、大型のアンモ”ラ”イトのピースです。主にグリーンを呈する、春にぴったりの標本ではないでしょうか。
アンモ”ラ”イトらしい、美しいクラックが刻まれています。アンモ”ラ”イトはプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものです。堆積期間中に一度分離し、再凝固するという特殊なプロセスを経て、このように色鮮やかな模様が造り上げられました。他産地の遊色アンモナイトには見られない濃い色です。また、アンモ”ラ”イトはカナダ・ロッキー山脈東側斜面でのみ採集される希少品なのです。
アンモ”ラ”イトは1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されました。皆さまご存知のように、ダイアモンド、プラチナ、ゴールド、アメシストなどの宝石はみな鉱物起源です。一方で、こちらのアンモ”ラ”イトをはじめ、真珠や琥珀といった生物起源の宝石もあります。生物起源の宝石は指で数えられるほどで、とても希少です。
この鱗のようなクラックをして、竜のうろこ、あるいはドラゴンスキンと言われます。なんて素敵な愛称でしょうか。すべてのアンモ”ラ”イトが”ドラゴンスキン”ではありません。スムースな模様をしている標本もあります。
側面からご覧いただきましょう。表面には薄く樹脂でコーティングが施されています。
遊色層は薄いためコーティングによる保護が必要です。極めて透明度の高い樹脂が使われているため、美しく保たれています。
横幅55ミリに及ぶ、かなり大型のピースです。
100円玉との比較。付属のスタンドを用いて、立てて展示することもできます。
商品スペック
商品ID | al321 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 春にぴったりのグリーンドラゴン!カナダ産のアンモ”ラ”イト(Ammolite)の大型ピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 5.5cm×4.2cm×最厚部1.6cm |
商品解説 | 春にぴったりのグリーンドラゴン!カナダ産のアンモ”ラ”イト(Ammolite)の大型ピース |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。