博物館級ウミユリの優雅さ
巨大ウミユリ標本のオーナーになられた方から嬉しいお声が届きました。
~ ウミユリとアンモナイト無事に到着しました。
ウミユリの色あい、立体感、繊細さに感激しております。
まさしく、海を泳いでいるような雰囲気です。
それも、夕日に照らされた赤い海を泳いでいるといった感じで、幻想的な気分になります。
それこそ博物館級の素晴らしいものをありがとうございました。 神奈川県 男性 ~
ありがとうございます。
そのような情感を感じ取っていただけるとは、嬉しいの一言につきます。
このウミユリ標本は、一目見たら「凄い・・・」の一言が漏れ出るような、芸術的な標本でした。
古代の海が目の前に現れ、本当に泳いでいるかのよう。
優雅で幻想的な標本です。
末永くお楽しみくださいませ。
ところで、以前にも少し書きましたが、ウミユリやヒトデ、ウニなどの刺皮(きょくひ)動物の仲間は、
体の仕組みが共通して数字の「5」にまつわるものからきているのですよね。
これが、何とも不思議で・・・。
ヒトデは言わずと知れた5本のうでを持っていますよね。
ウニはトゲや足を全部抜いたあと、上から見ると真ん中から5本の線がでています。
そして、ウミユリは、触手の根元の断面は五角形をしているのです。
ウミユリを撮影すると、いつもこの不思議な「5」の数字について考えてしまいます。
人間もその他多くの生物は基本的に左右対称なのに、どうして刺皮動物は五角形が基本なのか!?
「5」という数字は、水中で生存する上でバランスがいいのでしょうか。
考えると深みにはまりそうです。
どなたかご存知の方、ぜひお教えくださいませ。。。