宇宙葬はいかが!?人工衛星で遺灰を宇宙へ

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 カテゴリ:隕石ニュ-ス 作者:

本日は、宇宙葬に関する話題です。

このたび、元NASAの技術者が面白いサービスを始めたようで・・・。

チリのアタカマ砂漠で見つかった、イミラック(Imilac)

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遺灰を人工衛星に乗せて運び、宇宙葬をするサービスをはじめるというのです。

料金は、1990ドル(日本円で20万円弱)。

 

「記念宇宙葬」という名前のサービスで、人工衛星にのったカプセルが

地球の周回軌道に乗り、数か月間地球を回るとのこと。

遺灰が地球をぐるぐるまわるなんて!

これは面白い、面白いと言ってはいけないかもしれませんが・・・。

このサービス、すごいと感じたのは遺灰の位置を、スマフォなどで把握できるという点です。

遺族や親しい人は、『あぁ、今は地球のこの辺をあの人は回っているんだな・・・』とわかるのです。

 

「天に上ってお星さまになる」のが、遺灰を宇宙に送ることで

まさに現実のものになるとは。

 

最近は、埋葬の形が多様化する傾向にあるようですね。

日本では多くの人が死後、火葬して遺灰を墓地に埋葬するケースが多いかと思います。

最近では海へ散骨したり、大きな木の周りに共同で遺灰を埋葬したりと、

葬儀の形も様々で、死に対する考え方も多様化しているようです。

そこへ、宇宙の埋葬が飛び込んできて・・・。

高級隕石販売は化石セブン

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宇宙葬は、カプセルに埋めた遺灰を用意すれば良いようです。

カプセルですからコンパクト。

遺灰はどうなるのかというと、最後は大気圏に突入して燃え尽きるのだとか。

宇宙にとってもクリーンで環境に良いのが特徴。

来年の夏、初打ち上げの予定で、日本でも受け付けを始めたとのこと。

費用の観点からみると、日本の一般的な葬儀や墓地の確保に比べると値ごろ感があるといえそうです。

 

 

NASAの職員の方もなかなか考えたものです。

みなさんはいかがお考えですか?