2008-07-19 9千万年前の海底大絶滅の謎が解明?!

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 カテゴリ:化石ニュース 作者:

【7月18日 AFP】約9300万年前、地球上の大陸の配置は大再編され、大気の平均気温は現在のおよそ2倍もあった。後年アラスカ(Alaska)となる土地にはヤシの木が生い茂り、カナダ北部には大型爬虫類が闊歩(かっぽ)し、大西洋は氷が浮かんでいないどころか、温水プールのようなぬるい温度だった。

当時の地球はのどかだったように聞こえるが、生物学的には天国と呼ぶには程遠い状態だった。当時の地球では、海中の酸素が不足し、長年かけて進化していた海洋生物たちが一斉に死滅したばかりだったのだ。

この時の大規模な集団絶滅により、海洋生物の死骸は厚い層をなして海床に降り積もり、いくつもの地質年代を経て石油となった。この大量絶滅の後、大気中の温暖化ガスのレベルは激減し、地球は突然短い冷却期間に入った。

白亜紀後期に起こったとされるこの驚異的な「海洋無酸素事変」がどのように発生したのか、地球学者らは長年、頭を悩ませてきた。

詳しくはhttp://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2419550/3143627