古代のノミは体長2cmカギづめつきだった!

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 カテゴリ:化石ニュース 作者:

ノミやダニ、ゴキブリといった生き物は、現代では敬遠されがちな生き物ですが、

古代より長生きしている種でもありますね。

 

 

このたび、恐竜時代のノミのサイズが明らかになったようで・・・。

仏・中の古生物学者たちによると、1億5000万年前のノミは体長が約2cmもあったそうです。

大きいですね~!

 

こんなに大きな恐竜にもくっついていたのでしょうか?ジュラ紀を生きたブラキオサウルス

 

モンゴルと遼寧省から採集された古代の9個のノミ化石によると、

メスが2cm、オスが1.5cmの大きさのノミが確認されたとのことです。

 

現代のノミのサイズは5mm程度ですから、肉眼でわかるか見逃すか、

くらいのサイズですが、2cmにも及ぶとなると、現生のコガネムシと同じ大きさくらいです。

おそろしいデカさです。。。

 

 

少し助かったと思うのは、恐竜時代のノミはジャンプができないことです。

 

 

中国・モンゴルといえば最初の角竜プロトケラトプス

 

彼らは、はちゅう類の毛の中をはいずりまわって、皮膚にたどりつき、

せっせと血を吸って巨大化していたようです。

巨大で、かつジャンプができるとなると、ノミとはいえど、脅威の何ものでもありませんよね。

 

ちなみに、古代のノミはかぎ爪を持っていて、毛にからまりながら移動できる機能を

しっかり携えていました。

 

それにしても、なぜ現在のノミは5mmと小さくなったのか?

 

すばしっこいラプトルにもノミに襲われていたのかもしれません。

 

 

それは、恐竜が絶滅したあと、血を吸う対象者がほにゅう類、鳥類に切り替わり、体を小さくする

必要があったようです。

種を生き延びさせるためには、大きくもなったり、小さくもなったりするノミの

しぶとさと柔軟な変容ぶりに、ただただ感嘆した次第です。

 

現代に、2cmのノミがいなくてよかった!!