北海道で恐竜の歯多数発掘

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 カテゴリ:化石ニュース 作者:

日本で恐竜の歯出土のニュースです。北海道むかわ町立穂別博物館と北海道大総合博物館がハドロサウルス科草食恐竜の歯40点以上と左の大腿(だいたい)骨などを見つけたとのことです。こちらは、町穂別の山中で行っている化石の発掘調査中間報告として19日発表されたものです。

ハドロサウルス画像
7200万年前の地層から出土したとのことで、地質時代は白亜紀にあたります。当時は海底だった場所。ハドロサウルス科の恐竜は『カモノハシ恐竜』や『カモハシ竜』としても知られています。鴨のように、長くて平たい口をもつ草食恐竜です。

ハドロサウルス画像

ハドロサウルス科の恐竜はおびただしい小さな歯が並んでいます。これは「デンタルバッテリー構造」といいます。歯がすり減って使い物にならなくなると抜け落ちて、後ろから次々に生えてきた歯が置き換わります。何とも効率的な仕組み!この歯を使ってどんなに硬い植物でも磨り潰すして食べることができます。ハドロサウルス科は東アジアや北アメリカでよく見つかっています。調査は30日まで続くとされています。新たな発見のニュースがあるでしょうか。今後も大変楽しみです。