「国内初、角竜類化石を発見=トリケラトプスの起源か?」骨格が動く?

投稿日:
 カテゴリ:化石ニュース 作者:

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000123-jij-pol

兵庫県篠山市の前期白亜紀の地層、篠山層群下部層(1億4000万~1億2000万年前)から、原始的な角竜類の頭骨の一部が発見されたと、県立人と自然の博物館が26日、発表した。角竜類と確認できる化石発見は国内では初めてという。
角竜類は草食で、後期白亜紀に繁栄した北米のトリケラトプスやモンゴルのプロトケラトプスなどが一般によく知られる。化石はこれらの起源となる基盤的ネオケラトプス類に属するとみられる。同類はこれまで中国とモンゴルでしか発見例はなく、同博物館は「東アジアの中で、より正確な化石の年代や進化の変遷を議論する上で貴重だ」としている。
見つかった化石は、上あご前部の骨2点と下あごの歯骨1点で、長さは14~42ミリ。全長50~60センチの子供と推定され、二足歩行をしていたとみられる。中国甘粛省北西部で発掘されたアーケオケラトプスに類似しているという。保存状態が良く、全身骨格の発見も期待される。
昨年6月に発表された国内最古級の哺乳(ほにゅう)類化石を発見した地学愛好家足立洌さんらが、同じ場所から発掘した。篠山層群からは、隣接する丹波市で大型草食恐竜「丹波竜」の化石も発見されており、同博物館の三枝春生主任研究員は「東アジアでも有数の化石産地になる可能性がある」と話している。

トリケラトプスの骨格が動く?

/0000walk/tricera2.html