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Q.なんで「三葉虫」って名前なの?
A.三葉虫はトリロバイト(trilobite)と言います。triは「三」を、lobeは「葉」を、iteは「石」を意味しています。真上から見て縦に三つに割ると葉っぱが3枚ならんでいるように見えたということです。
Q.三葉虫の研究の歴史は?
A.1771年にドイツ人自然科学者Johann Walchという人がtrilobiteと名づけました。研究の歴史は300年ほどで、まだまだ新しい種が発見されています。
Q.三葉虫は虫なの?子孫はいないの?
A.節足動物、つまり昆虫や甲殻類の仲間です。現生でいえばカブトガニやカブトエビなどが一番近いように見えますが、直接の子孫は残っていないと考えられています。
Q.三葉虫の体の構造って?
A.頭部・胸部・尾板の3つに分けられる。
Q.眼は1個?2個?無い?
A.眼は1個、2個、無眼の種がいました。敵を見つけやすくするため、眼が飛び出た種や深海で暮らして眼が大きくなった種など様々です。地球で初めて眼をもった生物とされる三葉虫、そこから生物の弱肉強食、大進化カンブリア大爆発の引き金になったとされています。
Q.視力はあったの?
A.方解石でできたきれいな複眼は色の認識ができたか不明ですが、近くの天敵を見つけるぐらいの視力はあったようです。
Q.三葉虫はどれくらいの種類がいたの?
A.全部で10,000種類以上の種(species)が存在していたと言われています。捕食方法、住む環境などによって、トゲ、眼、サイズなどが様々な進化を遂げています。
Q.最大サイズと最小サイズは?
A.最大で70cmの化石標本が発見されています。最小は成体でも1cm以下の種があります。平均的には5-10cm程度の種がほとんどです。
Q.雌雄の区別は?
A.あります、雄のほうがやや大きかったようです。
Q.いつ、どこに住んでいたの?
A.古生代(5億7500万-2億4500万年前)、世界中の海底を這うように生息していた。
Q.何を食べていたの?
A.ほとんどの三葉虫はプランクトンのような有機物を食べ、中には捕食性の種もいたようです。動物の屍骸までも食べていました。現在で言えばエビのような食事方法です。ちなみに1998年に、ドイツで自動掃除ロボットが開発されました。地面を這いずり回りながら、口の部分からゴミを吸い込んでいくその姿からTRILOBITEと命名されたことは、三葉虫ファンの中では有名です。
Q.三葉虫の赤ちゃんって?
A.生まれたときから成体に近い形でしたが、頭部と尾部のみでした。成長するにしたがって胸部が大きくなっていたようです。
Q.三葉虫はどんなふうに成長するの?
A.卵生で脱皮を繰り返していました。形がつぶれていたり、外骨格の一部が破れている脱皮殻の化石もあります。
Q.天敵はどんな生物?
A.古生代に現れた魚類が天敵で、魚やアノマロカリスにかじられたと思われる傷跡のある化石がたくさん見つかっています。アノマロカリスの口は三葉虫のかじり痕をもとに復元しています。
画像「アノマロカリス『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
Q.どうやって天敵から身を守ったの?
A.敵に見つからないように、海底の砂に潜り潜水艦のように眼だけ飛び出して様子をうかがっていた種や、全身にとげをまとい、物理的に攻撃を防ごうとするものまでさまざまな種類の三葉虫がいます。一部の種では胸部の節をひとつずつ延ばして全身を丸めて、おなかの内臓部分をまもろうと防御体制をとるものもいました。ドロトプスアルマータスのように全身を棘で覆い、しかも体節が非常に大きく開く種は、あたかも棘に覆われたボールのような姿勢をとることができました。
Q.三葉虫は泳ぐことはできたの?
A.体が流線型で平べったく防御体制ができない種に関しては、泳いでいた可能性があります。現生のカブトガニのようにゆっくり泳いでいたのかもしれません。
Q.いつも背中ばかりだけど、お腹側はどうなってるの?
A.化石として残る部分は外骨格(背中の殻)のみです。お腹の部分や内臓などは全て溶けてしまいます。中には周りの母岩と同じ岩石が詰まっています。

腹側からクリーニングしたアサフス・コワレフスキー
Q.よく聞くクチクラって何?
A.外骨格のことです。
Q.よく聞くハイポストマって何?
A.三葉虫のクチの部分です。この部分が保存されていれば化石としての価値も上がります。
クロタロセファルスの保存されたハイポストマ
Q.横から出ているアレは肢(あし)なの棘(とげ)なの?
A.とげです。三葉虫の肢はお腹部分にあったと考えられますが、内臓やお腹同様溶けてなくなり化石としては残りません。
Q.じゃあどうして三葉虫には肢があるって分かるの??
A.バージェス頁岩動物群において、肢が残っている標本がわずかに確認されたためです。
Q.地球の歴史を一年に換算したら、三葉虫は何月何日に出現?そして人類は?
A.11月15日午前0時頃に出現し、12月11日午前10時頃に絶滅しました。最初の人類(ホモサピエンス)は12月31日午後12時37分頃に出現しました。
Q.どうして絶滅したの?
A.三葉虫が生きている間に3回の大きな絶滅がありました。
1回目:オルドビス紀とシルル紀の間 4.4億年前、2回目:デボン紀と石炭紀の間 3.6億年前です。この時点で3割の種が姿を消しました。そして3回目:ペルム紀と三畳紀の間
2.4億年前の大絶滅で、三葉虫は完全に絶滅しました。この時海の生物は90%以上が絶滅したと考えられています。
3回目の絶滅の理由は、魚類などの台頭による弱肉強食説や、氷河による海水塩分濃度激変説、地球規模での海底火山説などがあります。
Q.化石のクリーニングってどうやるの?
A.ハンマー、タガネ、サンドブラスター、エアーブラスター、歯ブラシ等で母岩から少しずつ本体をくりぬいていきます。途中でトゲなどが破損するため、ピンセットや接着剤が必要になります。
Q.地層からどうやって化石を発見しているの?
A.母岩をハンマーで少しずつ割っていき、その断面を見ます。断面の母岩に糸ぐらいの黒いなめらかな線が見つかれば、三葉虫の外骨格発見です。ぴったり母岩を接着して、クリーニングの開始です。
Q.どうして黒やアメ色があるの?
A.三葉虫が生きていた頃の色を知ることは不可能です。化石には黒やアメ色がありますが、化石になる間に鉄やマンガンが付着したり、外骨格が鉱物で置換された際の自然の色です。その他にも化石を美しく見せるために着色することも少なくありません。
Q.なぜ三葉虫はモロッコ産が多いの?日本にはいなかったの?
A.当時三葉虫は世界中の海に生息し、モロッコ周辺に集まっていたわけではありません。モロッコのサハラ砂漠やアトラス山脈の地層の保存状態が非常に良いこと、ヨーロッパを相手に化石産業が発展し易かったことなどが理由です。日本では東北地方など限られた場所でのみ産出されます。しかしカンブリカ紀とオルドビス紀の三葉虫は地層がない為、産出しません。
Q.~ピゲ、三葉虫の名前の由来は?
A.アステロピゲ、シコピゲなどの「pyge」はおしりという意味です。セラタルゲス、セラトヌルスなどの「cerat」はトゲという意味です。クロタロセファルスの「cephalus」は頭という意味です。
Q.世界での流通量と三葉虫の減少傾向
A.近年モロッコの化石産業の均衡が崩れ始めています。数十年前までは、化石はモロッコのあらゆる産地で簡単に採掘でき、地元の学生もよいアルバイトとして採掘を手伝っていたほどです。そうして地層表面から採れる良質な化石は数がどんどん減っていきました。近年では数メートル掘ったぐらいでは良質な化石が見つからない産地もあり、採掘事態が禁止になった場所も多数あります。警察も強化を強め、採掘禁止場所の監視や、国外持ち出しのチェック(コンテナの中身を透明な容器にしないといけないという一部規制もあります)など目を光らせています。
加えてモロッコでは、ニセモノ化石の産業も徐々に発展し、大きな市場になっています。今後、レア化石はますます出回らなくなり、それにより価格高騰も必至となります。今のうちに欲しい化石を見つけたら、手にしておき、ずっと大切にすることをおすすめ致します。
当店は現在のところ独自のモロッコ化石ルートを複数持っていますが、いずれのディーラーもモロッコ化石の確保にしのぎを削っているのが現状です。当店でもルート確保は可能な限り行いますが、今後価格を安定させたままレアなモロッコ化石を販売し続けるお約束ができないというのが実情です。
今のうちに買いあさって、数年寝かせたあと販売し始める業者もいるほど深刻です。
三葉虫の販売ページはこちら さらにレアな三葉虫はこちら
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