
世界的に高品位の化石を入手するためには、どうしても海外の産地に頼らざるを得ません。遠くはモロッコ、近くてもアメリカから輸入することになります。
これはあまり知られていないことですが、化石のような非常に繊細なアイテムを海外から輸入すると、相当な確率で破損します。10回輸入すれば1回は何らかの損傷を受けます。これは決して大げさな数値ではありません。
修復が可能な損傷であればいいのですが、三葉虫のように非常に繊細な化石はまず完全修復は不可能です。それが10%の確率で発生するわけですから、化石の輸入は大変リスクが高いといえます。
もちろんパッケージにインシュランス(保険)を適用する方法を採るわけですが、これは荷主サイドに依頼する点から、荷主の意識の高さに頼らざるを得ません。場合によっては、荷物に保険をフルでかけてください!と頼んでも全額の半分しか掛かっていなかったり、ひどいときはまったく掛かっていない場合もあります。
実際10万円をまるまるドブに捨てた経験のある方から、悲しみのご連絡いただくこともあります。
われわれ、ディーラー間ではそういうひどい契約はありませんが、個人間輸入ではしょっちゅう、そういったひどい対応を受ける場合があります。10万円の化石を輸入してまったく保険が適応されない。適応されても半額だった。保険金が支払われるまでに1ヶ月もかかった。相手が逃げた。などなど海外輸入の難しさ、恐ろしさは輸入したものではないと分からないところがあります。
そういったわずらわしさ、恐ろしさを、この際、一手に引き受け、どのような事態があっても、全額を無条件で負担する、というのが、弊社のスタンスです。
このサービスによって、弊社をご利用していただけるお客様は、どんな高額な商品であってもまるで国内で標本を購入しているかのような感覚でお受け取りいただけます。
このコラムでは、実際に破損した標本を見ていただき、輸入の難しさと弊社のサービスの意味を感じ取っていただければと存じます。
この標本は、繊細さと大胆なレイアウトで大変人気のある三葉虫セラタルゲスです。もちろん大変高価な標本です。これはほんの一例です。

↑右頭部の角を残してセラタルゲスの魅力である角をすべて破損しています。

↑折れた角を集めました。

↑見るも無残なセラタルゲスです。大変希少な標本が実にもったいない。左頭部の角が完全に折れてしまっていることが分かります。輸送中のわずかな揺れ、扱いでこのような損傷が生まれてしまいます。

↑こちらはトリケラトプスの歯です。こちらも海外から輸送中に破損したようです。
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