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ダイアモンド
ダイヤモンド(Diamond、金剛石)は、結晶構造を持つ炭素の同素体の一つであり、天然で最も硬い物質である。
ダイアモンドの特徴
結晶構造は多くが8面体で、12面体や6面体もある。宝石や研磨剤として利用されている。ダイヤモンドの結晶の原子に不対電子が存在しないため、電気を通さない。
ダイヤモンドは熱伝導性が非常に高い。これは原子の熱振動が伝わりやすいことによる。触ると冷たく感じるのはこのためである。
ダイアモンドの名前の由来
ダイヤモンドという名前は、ギリシア語の adamas (征服できない、懐かない)に由来する。イタリア語・スペイン語ではdiamante (ディヤマンテ)、フランス語では diamant (ディヤマン)、ポーランド語では diament(ディヤメント)という。
カラーダイアモンド
ダイヤモンドは無色透明のものよりも、黄色みを帯びたものや褐色の場合が多い。結晶構造の歪みや、窒素(N)、ホウ素(B)などの元素によって着色する場合もある。無色透明のものほど価値が高く、黄色や茶色など色のついたものは価値が落ちるとされるが、ブルーやピンク、グリーンなどは稀少であり、無色のものよりも高価で取引される。
ダイアモンドの産出について
ダイヤモンドはマントル起源の火成岩であるキンバーライトに含まれる。キンバーライトの貫入とともにマントルにおける高温・高圧状態の炭素(ダイヤモンド)が地表近くまで一気に移動することでグラファイトへの相変化を起こさなかったと考えられている。このため、ダイヤモンドの産出地はキンバーライトの認められる地域、すなわち安定陸塊に偏っている。
2004年度の産出ランキングは下記のとおりである(USGS Minerals Yearbook 2004)。
ロシア 3560万
ボツワナ 3110万
コンゴ民主共和国 2800万
オーストラリア 2062万
南アフリカ共和国 1445万
カナダ 1262万
アンゴラ 600万
ナミビア 200万
中華人民共和国 121万
ガーナ 100万
↑ロシア連邦サハ共和国ウダチナヤ鉱山
文・写真 Wikipedia、外部サイトより一部引用