| 言語能力は低いけど、
既に死者に花を手向ける文化があった!
●がっしりした体格だった!
1856年8月、ドイツの都市デュッセルドルフからほど近いネアンデル渓谷( タール )で骨が発見されたことによる。成人男性は平均165cmで、なんと体重80kgもあったと推定される。

ニューヨーク自然史博物館
画像「ネアンデルタール人」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
●既に死者を悼む文化をもっていた
原始的な脳ではあるが、容量自体はわれわれ現代人よりも多かった。そんなネアンデルタール人は遺体を埋葬した証拠や、遺体の側に花をささげたあとが発見されています。つまり、死者を悼む生命観、こまやかな美的感覚を持っていたことを示しています。

2007年10月25日のサイエンスで、ネアンデルタール人は赤毛の白人だったという発表がありました。写真は子供の想像図。
画像「ネアンデルタール人」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
●クロマニョン人よりも多彩な石器
クロマニョン人の10倍以上の石器を造っていたことが分かっており、強靭な肉体を使って何らかの労働を繰り返していたと考えられている(一例は欧州のムスティエ文化)。これらの石器で主にはシカとかカモシカを捕食していたようです。このような警戒心が強く逃げ足の速い動物は小人数の狩猟は難しいため、ネアンデルタール人が組織で狩猟活動を行っていた間接的な証拠になる。

ネアンデルタール人の暮らし
画像「ネアンデルタール人」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
●2万年前に、忽然と姿を消した
20万年前から2万年前まで十数万年間にわたって、ユーラシア各地に散らばって生存。中東、モンゴル、地中海沿岸、ギリシャ、イラク、ロシア、イギリスまで広く分布。最大で1.5万人程度と推定。現在からおおよそ2万年前には姿を消している。新型サピエンスとの縄張り争いに敗れた、疫病で滅亡したなど複数の説がありがあるが、はっきりしていない。

ネアンデルタール人が発見された場所、人工は最盛期でも1万5000人ほど。
画像「ネアンデルタール人」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
●現代の欧州人の祖先ではなかった
骨のDNA解析から、我々の直接の祖先ではなく、別系統のホモサピエンスであることが明らかになった。しかしネアンデルタール人と現生人類のゲノムの99.5%一致している。
|