顔面凶器！古代魚エンコダスの歯化石（乱杭歯） 化石 販売

古生代白亜紀後期に生息していた恐ろしい古代魚エンコダスの鋭く大きな歯化石です。

エンコダスは、古くは陸上に恐竜が生息していた白亜紀後期から、新生代まで生息していた珍しい魚の一つです（中生代と新生代の境界をKT境界と呼ぶことがありますが、そのボーダーで多くの生物が絶滅しました）。

カーブ計測で５．６ｃｍとかなり大きなサイズがあります。このような巨大な歯化石を持っているのであれば、それに応じた巨大な体躯を持っていたと考えるのが普通ですが、エンコダスは最大でも１．５ｍ程度までしか成長しなかったと考えられています。１．５ｍといえば、巨大魚であるといっても問題ないほど大きいのですが、この歯の持ち主にしては大きすぎると思いませんか。現世の同サイズのマグロの歯と比較すると、その違いは一目瞭然でしょう。この歯化石の大きさは、エンコダスのハンティング能力を証明するのに十分といえるのではないでしょうか。

比較的直線的ですが、わずかに不思議な湾曲を描いています。直線的な形状から考えて、他の魚類を突き刺しホールドするのに適しています。

こちらは根本です。

少し真円を潰したような形をしています。

アゴを完全に閉じても歯が飛び出すような生え方をしていたと考えられています。白亜紀のエラスモサウルスの歯の生え方、いわゆる「乱杭歯」状態ですね。

エンコダスの形状につきましては、ページ下部のウンチクをご覧ください。その奇抜な口元に目を奪われることでしょう。「古代の海にタイムスリップすることができたら、見たい生物」にリストアップされること間違いない生物です。特にKT境界を乗り換えた後の海では巨大な海棲爬虫類が消え、食物連鎖の頂点に近い存在だったことでしょう。多少マニアックではありますが、ぜひあなたの化石コレクションにいかがですか。