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同種として最高レベルの標本の一つ、モロッコ産ウミユリ（Scyphocrinus elegans）の群集標本。/古生代シルル紀（4億4600万 -- 4億1000万年前）【ot686】
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同種として最高レベルの標本の一つ、モロッコ産ウミユリ（Scyphocrinus elegans）の群集標本。/古生代シルル紀（4億4600万 -- 4億1000万年前）【ot686】
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モロッコ産ウミユリ（Scyphocrinus elegans）の登場です。本品は同種としては最高級の逸品です。まず、このサイズ。本体最長部計測で５０ｃｍの大物です。しかも、茎から触手まで欠けることのない完全体を含んでいます。
しかも三体！
ご覧下さい。冠部分、触手まで完全に保存されています。写真では比較的平面に見えるかも知れませんが、実際には、山脈のような立体的で、そのグロテスクさは、この世のものとは思えません。
冠部。ここから上部に無数の触手が伸びており、海中のプランクトンを補食していました。ウミユリはその仲間が現世の海底にも生息していることから、「生きた化石」と呼ばれることがあります。形は植物のようにみえますが、れっきとした動物です。
無数に伸びた腕。その保存状態の素晴らしさは写真以上です。
三体とも同様の保存状態。腕が今にも動き出しそうです。化石でありながら生々しさを感じます。
化石ですから当然静止していますが、触手のカーブが海中の流れを感じさせます。
これほどまでに保存状態が良いことに加えて、このサイズ。
古生代シルル紀の海底を表現した絵画のようにもみえます。
保存状態をじっくりご覧下さい。
冠部から腕にかけて。
星状の組織。
端部は海底に固定されていた茎。
陸上には恐竜さえも存在していなかった古生代シルル紀の標本とは思えないほどの恐るべき保存状態です。
裏面。
赤褐色の母岩と本体とのコントラストが美しい、巨大なウミユリ化石（Scyphocrinus elegans）の群集標本です。同種としては最高の標本の一つでしょう。
商品スペック
| 商品ID | ot686 |
|---|---|
| 年代 | 古生代シルル紀（4億4600万 -- 4億1000万年前） |
| 学名 | 同種として最高レベルの標本の一つ、モロッコ産ウミユリ（Scyphocrinus elegans）の群集標本。 |
| 産地 | Morocco |
| サイズ | 本体最長部50cm（直線距離） / 母岩含め全体 50.5cm×49cm×厚5.5cm |
| 商品解説 | 同種として最高レベルの標本の一つ、モロッコ産ウミユリ（Scyphocrinus elegans）の群集標本。 |
ウミユリとは？
ウミユリ（海百合）は植物ではありません！
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮（きょひ）動物の仲間です。各国の海（深海）に棲み、体長は35～50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos （ハリネズミ）のような derma （皮）を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ（海百合）は生きた化石
ウミユリ（海百合）は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ（海百合）の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ（海百合）の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。
