- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- 23ミリ級のビッグ標本、恐竜時代の昆虫や植物片が眠る希少な琥珀、その名はバーマイト(Burmite)。内部には、古代の記録が刻まれています!
23ミリ級のビッグ標本、恐竜時代の昆虫や植物片が眠る希少な琥珀、その名はバーマイト(Burmite)。内部には、古代の記録が刻まれています!/【ot4127】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある

ご入金の確認が完了したご注文は即日発送
送料無料 税込み 4,600円 この価格で分割払いした場合は? | スマホ向けサイトはこちら

こちらはミャンマー北部の渓谷から発見された琥珀、バーマイトです。琥珀に名前が付くことは珍しいですが、このバーマイトは特別です。約2000年もの採集の歴史があり、旧国名のビルマにちなんでビルマイト(英語の発音ではバーマイト)と呼ばれています。古くから中国との交易品として人気を博していました。
バーマイトにはもう一つの注目すべき特徴があります。それは、その「古さ」。
琥珀は木の樹液が化石化したものですが、その樹液は約1億年前、つまり恐竜時代のものだと考えられているのです。世界広しといえど、ここまで古い琥珀は大変珍しく、しかも多種多様な内包物を含んでいるため、なおさらその価値が高く保たれているのです。
内包物を調べると、その当時の環境をうかがい知ることができます。
この写真の黒い影は、当時の昆虫が化石化したものだと考えられます。

先程の昆虫の影は、写真の左上にあります。樹液は昆虫を惹きつける効果があり、またその粘性から、小さな虫は足を取られ、そのまま内部に取り込まれて化石化することがあります。バーマイトは古い琥珀であるにも関わらず、比較的透明度が高いため、バックライトをあてることで、見事にシルエットとして浮かび上がってきます。これもバーマイトコレクターを魅了する特徴の一つですね。

こちらには植物片の一部と思しき丸い物体が見られます。

琥珀の良いところは、このように内包物をさまざまな角度から観察できる点です。一般的なプレート状の化石であれば、こうはいきません。

このように大きく拡大してご覧になるには、高倍率のルーペが必要になります。琥珀に限らず、化石を観察するときにはルーペがあると便利です。倍率を調整できるものもありますので、一つ、ある程度良いものを入手されておくことをおすすめいたします。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

こちらには特徴的な形をした植物片が見られます。

バックライトが通ると、ご覧のように、煌々と輝きます。この美しさも、琥珀の特徴の一つです。写真ではお伝えできないくらい、ぱっと明るく輝きます。光が通過したというより、「輝いた」という表現がぴったり。琥珀は、人類史の初期から現在まで愛でられてきた、非常に歴史ある宝石です。

バックライトをあてずとも、この透明度。

左右23ミリほどあります。

100円玉より少しだけ大きなサイズです。バーマイトとしては、かなり大きなものです。
商品スペック
商品ID | ot4127 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 23ミリ級のビッグ標本、恐竜時代の昆虫や植物片が眠る希少な琥珀、その名はバーマイト(Burmite)。内部には、古代の記録が刻まれています! |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.3cm×1.7cm×厚0.3cm |
商品解説 | 23ミリ級のビッグ標本、恐竜時代の昆虫や植物片が眠る希少な琥珀、その名はバーマイト(Burmite)。内部には、古代の記録が刻まれています! |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。