オールドコレクション！オレンジの鉄の層がキラリと光る、ブランド産地、西オーストラリア・ハマースリー産の特大のストロマトライト（２０億年前！） 鉱物 販売

ベリーベリーレア！こちらは知る人ぞ知る、西オーストラリア・ハマースリーで採集されたストロマトライトです。日本国内で長らく保管されていた希少なオールドコレクションです。ご覧のように非常に美しいラインが見られます。

最大部１５センチ以上、重量にして３６７０グラムという驚きの巨大標本であります。しかも、ご覧のようにこれぞハマースリー産というべき、カラフルなラインが見られます。

ハマースリーで見つかるストロマトライトは、非常に古いもので、約２０億年前の先カンブリア時代に遡ると考えられています。その頃には、まだ我々が知っているような生物は存在していませんでした。

一部のバクテリアが海の中で光合成を行い、鉄と珪酸塩鉱物を積み重ねて大きなコロニーを形成したとされています。それが化石化してできたのが、ストロマトライトなのですね。特徴的なストライプ模様には、その活動の歴史が刻まれていると考えられています。

当時、酸素を利用してエネルギーを生み出せる生物はまだいなかったそうで、このストロマトライトを作ったシアノバクテリアと呼ばれる藻類や、原始的なバクテリアだけが生息していたとされています。彼らの活動によって、大量の酸素が大気中に放出されたと考えられており、その結果、私たちのような酸素を使う生物が誕生するきっかけとなったとされています。

地球に酸素を供給してくれたことを想うと、自然と手を合わせて拝みたくなります。

赤や黄に輝いているラインは鉄です。写真では分かりにくいのですが、金属光沢を持ち、キラリと輝きます。

縞模様は、シアノバクテリアの活動が活発だったときと停滞していたときが繰り返されていたことを表していると言われています。季節性の変化だったとか、日中と夜間の変化であったとか、複数の説があります。

ハマースリー産のストロマトライトはカラフルで非常に美しく、コレクターに大変人気がありますが、新たに入手することは難しく、本標本のように、長く国内にあったオールドコレクションのみが流通しています。

ライティングに変化を付けてみました。鉄のラインが輝いているのがお分かりでしょうか。

底部には緑のフェルトが貼られています。この面を下にして展示すると安定します。緑のフェルトは２面あるため、角度を変えて展示することができます。

側面を撮影。自然な石のまま、未加工の状態です。ポリッシュされた断面と比較する楽しみがあります。

最大部およそ１５２ミリ、３６７０グラムに達する、モンスター級のストロマトライトです。