最高グレードのマダガスカル産アンモナイトのカット標本 アンモナイト 販売

人気に反し、出玉が少ないマダガスカル産クレオニセラスのカット標本です。最高グレードの備品です。

カット標本というのは、一つの標本を真ん中で、すぱっとカットし表面を研磨したものです。外観の美しさはもちろん、アンモナイトの構造を観察できるという学習的要素も加わり、大変人気があります。

カット標本自体は比較的多いものの、この標本のように、両面完璧なクオリティを有する最高グレードのものは大変希少です。

こちらは研磨していない側。

アンモナイトの殻は仕切りで分けられ、複数の部屋を持っています。もっとも出口に近い一部屋に胴体部分が入り、それ以外の部屋には空気や水を出し入れし、浮いたり沈んだりするために使われていました。その房の有り様をこうして、じっくり観察することができます。ガスが入る部分が空洞であることがお分かりいただけると思います。

太陽のコロナのように波打つ隔壁で囲まれた各部屋（房）に堆積過程で砂などが詰まり結晶化したことがお分かりいただけるでしょう。

隔壁が完全に保存されていることで、気房の結晶化した部分との差が明確になっています。このコントラストがそれはそれは見事であるのと同時に、強固なアンモナイトの本来の殻や隔壁の重厚さが標本の美観を高めています。

この光沢のある部分が、隔壁です。

抜群の保存状態。

外面には一部イリデッセンス（iridescence）さえも有しています。これもクレオニセラスの特徴の一つです。

しかし、カット標本の楽しみは、この断面。

数あるカット標本のなかでも、最高グレードの品です。

対にして並べたときの味わい、重厚感、美しさは、他の追随を許しません。