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アンティークのような深い味わい!イングランド産の黄鉄鉱化アンモナイト、クルシロビセラス/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【an1045】
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アンティークのような深い味わい!イングランド産の黄鉄鉱化アンモナイト、クルシロビセラス/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【an1045】
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イングランド産の金色に輝くアンモナイト、クルシロビセラスをご紹介しましょう。黄鉄鉱に置換された、金属ボディが最大の特徴です。
稀に、お客様から、こんなご感想を頂きます。「鉄の殻をしたアンモナイトがいたんですね~。」「そうなんです!」とお答えしたいところなのですが、実際には、鉄の殻をもったアンモナイトは存在しません。アンモナイトが死に絶え、地層に埋まり、長い期間を減る中で、黄鉄鉱が豊富な環境にさらされ続けると、殻本来の成分が徐々に黄鉄鉱に置き換えられていきます。そのような過程を経て、このような全体がメタルに置換された興味深い化石ができあがるのです。自然の営みは偉大ですね。
本標本は、直径最大部2.4cmと決して大きくはありませんが、肋(ろく)の凹凸が美しく、細部まで見事に保存されています。非常に高品位です。
いったん黄鉄鉱に置換されてしまえば、強度が高まり、地層内部での圧力の変動にも強くなります。細部まで保存され、全体のフォルムが崩れていないのも、同じ理由で説明できますね。
裏側です。さらにクリーニングする楽しみが残されていますね。
ここで一つの疑問があります。なぜ、母岩も黄鉄鉱化されていないのでしょうか?それは、すべての成分が置換されるわけではないからです。母岩はクレイベインから流入した粘土鉱物が含まれたと思われる微細な粒子を持った土が化石になったようです。非常密度が高く黄鉄鉱が入り込む余地がなかったのでしょう。一方、アンモナイトの殻の主成分であるカルシウムは黄鉄鉱リッチによく反応し置換が進んだと考えられます。
黄鉄鉱は別名「愚か者の金」。「金脈を見つけて喜んでいたら、実は黄鉄鉱だった」という笑い話から付いたと言われています。しかし、黄鉄鉱は金ほど鮮やかではないものの、実に味わい深い輝きを持っていると思いませんか。使い古されたアンティークのような深い味わいがあります。
100円とほぼ同じくらいのサイズです。イングランド産の黄鉄鉱化したアンモナイト、クルシロビセラスのご紹介でした。非常に高品位です。
商品スペック
商品ID | an1045 |
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年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | アンティークのような深い味わい!イングランド産の黄鉄鉱化アンモナイト、クルシロビセラス |
産地 | Charmouth, Dorset, UK |
サイズ | 本体2.4cm 母岩サイズ2.6cm×2.5cm×厚0.6cm |
商品解説 | アンティークのような深い味わい!イングランド産の黄鉄鉱化アンモナイト、クルシロビセラス |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。