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200グラムオーバー、赤色主体に光るカナダ産アンモライト化石(Ammolite)/【al118】
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カナダアルバータ州産、アンモライト化石をご紹介します。赤色を中心に黄色、そして緑色へと変化するグラデーション色が特徴です。
アンモ「ラ」イトは、アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものに特別に名づけられた名前です。アンモライトは生物化石でありながら、宝石認定もされているということなのですね。
アンモナイトは古代の世界中の海に存在するのですが、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層で見つかっている、ごくかぎられたアンモナイト化石だけです。
ベアパウ(Beapaw)層というのは、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層なのですが、この地層だけに、美しく光るアンモライトが眠っています。
角度を傾けていくと、緑色がきれいに現れる箇所を発見。こういった変化をみるのがとても楽しいですね。
少しずつ赤みが増してきました。赤でもない、緑でもない、少しずつ変わる色彩の妙。いつまでも見ていたくなります。
こちらが裏側です。厚みが5センチある、ブロック片です。
200グラムオーバー。手にするとずっしり感があります。左端の曲線は、殻の辺縁部分ですね。さて、ベアパウ層の話に戻ります。この層はロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるのですが、そんなところからなぜ海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?
その答えは「白亜紀当時北米大陸には内陸に内海が存在したから」です。内海は西部内陸海道(Western Interior Seaway)と名付けられていて、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。
隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
ベントナイトは粘土鉱物の一種ですが、アンモライトがこの粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。
堆積環境と長い年月がご覧の鮮やかな色を生み出しました。アンモライト、なんともドラマティックな化石です。
アンモライトが発掘される場所の現地民族、カイナー族はアンモライトを「アーポアク(ありふれた石、の意)」と命名したそうですが、近年希少性が増し、ありふれた石ではなくなっています。
横の平置きが一番安定します。ブロック片なのでインテリア化石としても重宝しそうです。赤が主体のカナダ産アンモライトでした。
商品スペック
| 商品ID | al118 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 200グラムオーバー、赤色主体に光るカナダ産アンモライト化石(Ammolite) |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 6.5cm×5cm×5cm 204g |
| 商品解説 | 200グラムオーバー、赤色主体に光るカナダ産アンモライト化石(Ammolite) 赤色が美しく光るカナダ産アンモライト化石です。 厚みがありますので、平置き可能です。 赤、黄色、グリーンのグラデーション色をお楽しみください。 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























