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色の早変わりを体験できるアンモライト/【al112】
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グリーンと黄色、オレンジ色を行ったり来たり・・・。色の早変わりを体験できるアンモライト片が登場です。
全体は、イタリアンオレンジジュースのような色でとってもカラフル。
端まで一様に光ります。
グリーンのポイントが可愛らしいですね。
アンモライトを手にとり、光に当ててくるくると回してみてください。光の干渉による幻想的な輝きが楽しめます。厚みもありませんので、色遊びするには丁度よいサイズですね。
こうやって表面が光る状態を「真珠光沢がある」とか「遊色している」という風に表現します。光るアンモナイトとして有名な産地は、マダガスカル産のクレオニセラス、イギリス産のカロセラス、そして本標本のカナダアルバータ州産などがあります。
中でもカナダアルバータ州付近の地層から採れるものは、光の出方が特に強く、美術的価値の高い化石として知られています。アンモライトは、一言でいえば、アンモナイトが宝石化したもので、アルバータ州付近に限定されたものです。1981年には国際貴金属宝飾品連盟から正式に宝石として認定されて近年注目されています。
宝石として加工されたものには、ペンダントや指輪があります。本品は、ご覧の通り、ラフ標本です。ラフ標本のいいところは、アンモライトそのものの輝きを心ゆくまで楽しめるところでしょうか。自分の好きな色の角度が探せるんです。
たとえば、こんな風に、標本を傾けて、見る角度を変えると、一気にグリーン色に変化します。同じ標本とは思えません。
お次は黄系色が飛び出します見飽きることがありません。
ちょっとずつちょっとずつ色が変化していきます。
はい、オレンジ色に戻りました。不思議ですね~。
アンモナイトは、中心部をはじめとして、らせん状に渦を巻き殻を付け足して成長する頭足類とよばれる生物です。その形に見せられた古代の人々は、アンモナイトを特別な存在として扱ってきたようです。先住民族の間では、幸運の守り石として扱うなど、世界のあらゆる地域で珍重されてきました。
アンモナイトがはるか昔に実在していた生物の遺骸が化石化したものだ、と認知されるようになったのは、地球の歴史からすればつい最近のことです。時代を超えて、人間に魅力を与えつづけるアンモナイト。それが宝石化してこんなに光り輝いているのですから、アンモライトはやはり特別感があります。
商品スペック
| 商品ID | al112 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 色の早変わりを体験できるアンモライト |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 横 4cm / 縦 3.8cm / 奥行き 0.4cm |
| 商品解説 | 白亜紀、カナダの地層から採集された、宝石にも認定されたアンモライトが登場。 アンモライトは、アンモナイトの中でもカナダアルバータ州近郊にのみ認定された、遊色する、宝石アンモナイトです。 濃いオレンジからグリーン色へ見事に変化を見せる、 つややかなアンモライト片。 ガラス製高級プレートとともにお届けします。 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























