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赤、緑、青、紫色の発色が強いレインボーアンモライト片/【al090】
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本標本は、とにかくこの部分をご覧頂きたい!これ、色をつけた訳ではありません。(もちろんですが。)自然が織り成す芸術品です。レインボー色にくっきりはっきり強く発色しております。
まるでクレヨンで色分けしたかのような、明るく元気なアンモライトです。
稀少色青も、エメラルドグリーンも、黄色も赤も全て一度に楽しめます。オールスター饗宴といったところでしょうか。
そして、何よりもすごいのは、あのカラフルな面からはガラっと変わって、青一色のところがあるんです。希少色青色が広く光る面です。ぜいたくです。
こんな感じでずーっと青色です。美しすぎます。
こういったアンモライトは、およそ7000万年の時をかけ、アンモナイトが化石化してつくりだされるのですが、奇跡といってもよいくらいですよね。これが、生物の化石なのですから。
無論、世界中のどのアンモナイトもアンモライトに変わるわけではありません。カナダ、アルバータ州でのみ、しかも土地の条件が整ったところでのみで発掘される、大変貴重なものです。
このような青色の発色がなぜ希少と言われるのか。それはアンモライトを構成する層の厚みと関係があります。アンモライト自体の層はおよそ0.5~0.8mmといった、非常に薄い層からできているのです。なかでも、青や藍色は、0.5mに近い、薄い層でなっています。薄い板状の積み重なった層が、光の干渉によって青色に見える光り方をするのです。層が薄いということは層が脆い、ともいうことで、発掘しても青色が出る数自体が少ないのです。
しかし、本標本はこれでもかと、青色が広い面で発色しています。ちらっと青が見える程度ではありません。一度に青色がどばっと光ります。かなりレアだと思われます。
こんな感じで青一色!ビューティフル!
厚みは2cmと、取り扱いはしやすいと思います。
裏面はこんな感じ。表のみが光ります。
ところで、アンモライトが光っているところの形、何かに似ていると思いませんか?何だかどこかの地図のような・・・。そうです。左側の青色に光っているところがオーストリア大陸、右側が南米大陸のようではありませんか?大陸同士がくっついたような形をしているんです。とっても面白いですね!
青のアンモライトを探しておられた方に。または発色が強いアンモライトをお求めの方には納得の標本です。
商品スペック
| 商品ID | al090 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 赤、緑、青、紫色の発色が強いレインボーアンモライト片 |
| 産地 | Albert, Canada |
| サイズ | 横 16cm / 縦 10cm / 厚み 2cm / 630g |
| 商品解説 | 赤、緑、青、紫色の発色が強いレインボーアンモライト片です。 ここまではっきりあらわれるか!と思うほど、色が強く、発色するビビッドなアンモライト片です。 16cmと、幅が広く、所有感を高めてくれる納得のアンモライトです。 |

アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























