

こちらは、非常に美しいケヤキ類の木の葉の化石です。約1000万年前頃、秋田県から岩手県は温暖な気候で、ケヤキ・ブナ・カエデなどが生い茂る温帯の広葉樹林が広がっていました。本標本はその豊かな森林を象徴する、非常に美しい輪郭を維持したケヤキ類の葉っぱの化石です。

左右対称に近い葉形、均質な鋸歯、細かな側脈など、ケヤキ類の葉の特徴とよく一致しています。

ケヤキ類特有の整った鋸歯と、まっすぐ伸びる側脈。遠目で見ても近くで見ても、その自然のデザインが、数百万年の時を経て今もなお美しく保たれています。

裏面です。この地域には当時湖があり、その湖底に沈んだ葉がこうして化石になったと考えられています。凝灰質泥岩がゆっくりと積もる湖底環境。この理想的な条件が、ケヤキ類の葉をここまで精細に残したのでしょう。
コラム「湖底に眠る葉……木の葉の化石ができるまで」もぜひご覧ください。

非常に厚みがあり、十分な強度があります。化石の保存方法についてはコラム「化石の保存について(詳細バージョン)」を参考にしてください。

一辺が12センチ前後の母岩に、約57ミリのケヤキ類の葉がしっかりと残されています。

100円硬貨との比較です。思わず飾りたくなる端正なフォルム。学術標本としても、インテリアとしても映えるケヤキ類の葉化石です。

価格:
商品ID:ot4328
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:秋田県 日本
サイズ:本体幅5.7cm 母岩含め全体12.1cm×11.8cm×厚2.7cm
商品説明:国内マニアック化石シリーズ!秋田・湯沢が伝える“1000万年前の森” ケヤキ類の葉化石
この商品は売却済みです。
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