こちらは東南アジアの国、ミャンマー(旧ビルマ)で採集された古代の琥珀、バーマイトです。ビルマイトとも呼ばれています。琥珀は一般的に針葉樹の樹液が化石化したものですが、バーマイトの特徴はその古さです。約1億年以上前の樹液に由来すると言われています。また、非常に古い琥珀でありながら、透明度の高いものも存在します。こちらの個体も極めて高い透明度を持ち、内部には古代の虫が包まれています。
肉眼で見えるほど大きな虫。それ以外にはインクルージョンはほぼありません。
バーマイトは他の地域の琥珀に比べると、やや濃い目の色をしています(ただし個体差あり)。
このようにバックライトを当てると虫がシルエットとして浮かび上がります。
羽の脈や足なども保存された上質品です。
バーマイトは近年までそれほど古い琥珀だとは考えられていませんでした。しかし、ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀のインクルージョン(包含物)が含まれていることが明らかになり、恐竜時代の琥珀だと判明しました。
左右17ミリほどのサイズです。虫は肉眼でも確認できますが、高倍率のルーペを用いるとさらに精細な姿を楽しむことができます。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
100円玉との比較。ミャンマー産の琥珀、虫入りバーマイトです。
価格:
商品ID:ot3695
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.7cm×0.6cm×厚0.4cm
商品説明:虫を内包!極めて透明度高し!恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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