こちらはバルト海沿岸地域で発見された、いわゆるバルティックアンバーです。この地域の琥珀は古代から貴重な宝石や装飾品として用いられてきました。非常に品質が高く、王侯貴族より古くから珍重されてきました。ご覧のように内部にはクモが内包されています。琥珀はもともと針葉樹の樹液だったものが長い時間を掛けて化石になったものです。その過程で内部に昆虫などが閉じ込められることがあり、琥珀コレクターの高い人気を集めています。
バルティックアンバーは海岸で自然に採集される場合もあり、シーアンバー(sea amber)と呼ばれることもあります。そのほか地下鉱床から採掘されます。ロシアのカリーニングラード州、ポーランド、ラトビア、エストニアなどバルト海沿岸諸国で採集されます。
バルティックアンバーは約4000万年前の針葉樹の樹液が起源とされています。その時代の虫を内包している可能性があり、当時の自然環境を知る上で大きな手がかりとなります。ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご一読ください。
内部には気泡も見られます。
やや明るい黄色を呈します。
後方よりライトをあてると、ご覧のように煌々と輝きます。大変美しいです。
左右17ミリほど。肉眼でもクモを視認できますが、ぜひ高倍率のルーペを用いることをおすすめします。
立体的な楕円形状をしています。
価格:
商品ID:ot3685
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:1.7cm×0.7cm×厚0.3cm
商品説明:約4000万年前の起源を持つ!世界最大産地、バルト海沿岸で採集されたクモ入りバルティックアンバー(Amber)
この商品は売却済みです。
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