こちらは、琥珀コレクター垂涎のアイテム、バーマイトです。ミャンマー産の琥珀として有名なバーマイトですが、旧国名のビルマの名をとって名付けられました。琥珀に二つ名(愛称)が付くこと自体珍しいのですが、それほど有名な産地と言えるでしょう。こちらの内部にコオロギのような虫が内包されています。基質が非常にクリアーなので、明瞭なシルエットをご覧いただけます。
クリアーなことで知られるバーマイトのなかでも、とりわけ透明度の高い個体。
そのおかげで、虫の位置が分かりやすいです。ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
バーマイトが琥珀コレクターに高い人気を博しているのには理由があります。琥珀は針葉樹の樹液が化石化したものですが、約1億年前の樹液が起源とされているのです。つまり、恐竜時代ど真ん中の樹液が化石化したことになり、その内包物もその時代のものである可能性があります。このロマンこそがバーマイト最大の魅力なのです。
バーマイトには本当に稀ですが、恐竜の羽根のような物体が含まれていることがあります。バーマイトが恐竜時代の琥珀であることが分かったのは、実は近年のことです。19世紀からその存在は知られていましたが、そんなに古いものだとは思われてはいませんでした。ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀にしか含まれていないインクルージョンが発見され、その時代の古さが判明したのです。
ぜひ高倍率のルーペを用いて、この子を見つけてみてくださいね。我々の大先輩です。
左右13ミリほど。
100円玉との比較。非常にクリアーな、恐竜時代の琥珀、バーマイトです。
価格:
商品ID:ot3674
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.3cm×0.8cm×厚0.4cm
商品説明:コオロギのような虫が見られます!非常にクリアーな、恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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