こちらは琥珀コレクターにぜひご注目いただきたいアイテムです。このバルト海産の琥珀に内包されている虫は、チョウバエであります。チョウバエはバルティックアンバーではほぼ見つからない貴重な虫です。一方で、ドミニカ産の琥珀からは比較的見つかりやすいのです。
バルト海産の琥珀はおよそ4000万年前の針葉樹の樹液(樹脂)に起源を持っています。樹液に群がった虫をそのまま内部に閉じ込めて堆積することがあります。いったん琥珀の内部に閉じ込められると琥珀に護られ、ほとんど傷つくことがありません。
ルーペを用いて撮影。数千万年という途方も無い時が経過しているにも関わらず、在りし日の姿を残している点にご注目ください。翅脈もしっかりと保存されています。
非常に透明度が高いため、チョウバエをはっきりと視認できます。
肉眼でも十分視認可能です。
ですが、ぜひルーペを用いて御覧ください。それも20倍以上、できれば30倍以上の高倍率のルーペを通してご覧いただきたいところ。倍率が高くなると、視野が暗くになる傾向ありますので、できれば後方よりライトをあててご覧いただければ幸いです。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
当時のさまざまな有機物が内包されています。
琥珀、左右14ミリ。
100円玉との比較。非常に珍しいチョウバエを内包したバルティックアンバーです。
価格:¥6,500
商品ID:ot3493
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:1.4cm×0.6cm×厚0.3cm
商品説明:琥珀コレクター必見、ベリーレア!カ亜目のチョウバエ科の虫が閉じ込められたバルト海産琥珀(Amber)
このウィンドウを閉じる