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完全品!鳥脚類エドモントサウルス(Edmontosaurus)の亜成体の大腿骨。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、鳥盤類恐竜、エドモントサウルスの大腿骨の化石です。


全長46cm。亜成体の化石です。欠損のない完全品です。3kgを超える立派なコレクションです。


こちらは大腿骨の化石。平たく言えば太ももです。


赤いマーカーは10cm間隔です。エドモトンサウルスは最後期の恐竜の一つです。つまり隕石の衝突によって恐竜が絶滅する直前まで生きていた恐竜です。恐竜の絶滅については、コラム「恐竜はなぜ絶滅したのか?」を御覧ください。


おそらく北米でもっともよく見ることができた恐竜だったはず。ティラノサウルス、トリケラトプスと同じ時期に生きていた恐竜です。最大で12メートル、4トンまで成長した巨漢でした。最初に発見されたのはカナダアルバータ州の地層です。首都がエドモントンに因んで、命名されました。エドモントサウルスは北米の西地域で複数体で発見されることが少なくないため、西武の沿岸地域や平野で群れをなして棲息したいと考えられます。


標本の状態は大変良好です。このサイズになると、化石内部の不安定化による破損が気になるところですが、プロによるトリートメントが施され、状態が保たれています(このくらいの大型化石になるとトリートメントは必須です)。


表面の状態をご覧いただくと分かるように、ナチュラルな状態を維持できています。


骨本来のテクスチュアを残していることが分かります(肉眼でも十分に見えます)。


大腿骨


このポッコリと膨らんだ部分は破損ではありません。エドモントサウルスの大腿骨本来の形です。保存状態の良い証拠です。


このクイッと曲がっている独特の形を成しているのは、膝の内側部分。


欠損のない完全品です。圧縮を受けていない本来の形です。


エドモントサウルスの成体の大腿骨は1mを超えるものがあります。およそ半分のサイズのため、亜成体のものと推察されます。


博物館等でご覧いただくものと遜色ない状態。


エドモントサウルスはティラノサウルスのランチと言われることがあります。同時期最強の捕食者のティラノサウルス・レックスに噛みつかれた傷が残る骨が発見されているためです。特に幼体はレックスにとって格好の獲物だったに違いありません。


エドモントサウルスにとって大腿骨は、特に負担のかかる骨でした。エドモントサウルスはハドロサウルス科の他の恐竜と同様、普段は4つ足歩行を行っており、必要に応じて2足で立ち上がったと考えられています。普段ゆっくり動く時は4つ足で移動し、敵から逃げる時など緊急を要する場合にのみ、立ち上がって2足で高速移動したと考えられています。2007年のコンピュータモデル上の実験では、なんと時速45キロで走ることが出来たという結果もあります。その実験では700kgの小型のエドモントサウルスのモデルが使用されたようですが、驚くほど速く走ることができた可能性があります。また、最も高速で移動する際にはカンガルーのようにホッピングしたのではないか、という考察も出たようです。


この大腿骨は、エドモントサウルスの驚異的な運動能力を支えていた可能性がある、ということです。以前は水辺に棲息して半水棲に適していたと考えられていましたが、今では、否定されています。むしろ泳ぎは得意ではなかったという話も。


この化石の主も、この大腿骨を使って、ホップ・ステップ・ジャンプをしていたのでしょうか。それともティラノサウルス・レックスに捕まり捕食されてしまったのでしょうか。エドモンサウルスは複数体が一緒になって発見されることが多いため、群れで生活していたのはほぼ間違いないようです。同じエドモントサウルスでも、化石が発見される地域が点在することから、グループごとに社会性を持って行動していたと考えられています。現世のアフリカにおけるキリンやインパラのような存在だったのかもしれません。


100円玉との比較。亜成体とは言え、非常に大きな化石です。


エドモントサウルスの驚異的なロコモーションを支えた大腿骨の完全品です。

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価格

商品ID:di987

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:South Dakota, U.S.A.

サイズ:幅46cm×奥行14.8cm×厚8.3cm 3315g

商品説明:完全品!鳥脚類エドモントサウルス(Edmontosaurus)の亜成体の大腿骨。

この商品は売却済みです。

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