こちらは北アフリカはモロッコの白亜紀の地層より発見された、恐竜、カルカロドントサウルスの非常に美しい歯化石です。深いブラウンを呈するエナメル質の保存状態は抜群で、大変美しい形をしたコレクショングレードの歯化石です。
また左右の稜線には、いずれも鋭いセレーション(ギザギザの部分)が備わっており、持ち主が強大なハンターであったことを伺わせます。カルカロドントサウルスは史上最大級の獣脚類恐竜の一つとされ、成長すると10メートルを超えたとされています。北米のレックス、南米のギガノトサウルスなどと並ぶ、恐竜史上最大の肉食恐竜の一つです。
同時代同地域には、スピノサウルスというこれまた最大級の獣脚類恐竜が生息していましたが、彼らは生息地域や縄張りを異にしており、鉢合わせることは少なかったとされています。
こちらの歯化石はご覧のように、滅多に出会えない素晴らしい保存状態を維持しています。カルカロドントサウルスの歯化石は残念ながらさほど状態の良い物が多くありません。その中で、こちらの標本はまさに白眉といった存在です。
しかも、非常に美しいカーブを描いた、芸術品のような歯化石であり、所有感を満足させてくれることでしょう。
両面ともに抜群の保存状態です。まさにヘビーコレクターのために厳選された一級品です。
ナチュラルな歯化石ゆえに、エナメル質には自然なシワや模様がそのまま刻まれており、ぜひルーペでじっくりご覧いただきたいと思います。恐竜の歯化石のエナメル質をご覧になるのは、およそ4,5倍程度の倍率を持つルーペがあれば十分です。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
断面をご覧いただきましょう。ご覧のように扁平な形をしています。カルカロドントサウルスの歯化石はステーキナイフに例えられることからも分かるように、扁平で稜線が尖っています。獲物の肉を「切る」ために進化したと考えられています。スピノサウルスの歯化石とは対象的な形をしていると言えます。詳しくはコラム「恐竜の歯化石から、何を食べていたか分かる!?」を御覧ください。
写真の下辺にそって59ミリ。
100円玉との比較。これ以上望めないほど美しい、極めて状態の良いカルカロドントサウルスの歯化石です。
価格:
商品ID:di1623
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測5.9cm
商品説明:これぞコレクショングレード!これ以上望めないほど美しい、極めて状態の良いカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石
この商品は売却済みです。
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