こちらは米国サウスダコタ州産のアンモナイト、ディスコスカフィテスです。半分にカットされて、断面が研磨された標本です。おかげで、内部の構造がよく分かりますね。
ぜひコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」といっしょに御覧ください。アンモナイトの殻の内部は、いくつかの部屋に分かれています。部屋を分ける壁を「隔壁」と呼び、基本的には独立していました。殻の外側には「連室細管」と呼ばれる細い管があり、この管によって各部屋が繋がっていたと考えられています。言ってみれば、各部屋は集合住宅のそれぞれの家のようなもので、連室細管はその家を繋ぐ水道管のような役割を果たしていたのです。
各部屋は本来空洞でしたが、化石化の過程で堆積土が充填され、珪酸塩化が進行しています。薄茶色の部分は方解石(カルサイト)と考えられます。
表側です。ディスコスカフィテスの特徴である凹凸のある細かな肋(ろく)が見られます。
中央で真っ二つにカットされた片側のピースです。
直径最大部41ミリ。
100円玉との比較。こちらは米国サウスダコタ州産の白亜紀のアンモナイト、ディスコスカフィテスのハーフカット標本です。
価格:
商品ID:an2441
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:South Dakota, U.S.A.
サイズ:直径4.1cm 厚0.7cm
商品説明:米国サウスダコタ州産の白亜紀のアンモナイト、ディスコスカフィテス(Discoscaphities)のハーフカット標本
この商品は売却済みです。
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