こちらはコロンビア産の異常巻きアンモナイト、コルチディテス・ブリストロフェリ(Colchidites breistrofferi)です。異常巻きアンモナイト専門のコレクターでも、まず所有していないであろう、”超”希少な属種であります。まず、商用ベースには乗りません。それほど希少です。起点がカタツムリのように巻き上げているのが非常に面白い。
コルチディテスは一般マーケットはおろかディーラーマーケットでもまずやり取りされません。玉数が圧倒的に少ないのです。コロンビアというアンモナイトの産地としては無名に近い地域で採集されたことも関係しています。
コルチディテスは一般的に小さなアンモナイトですが、こちらは直径最大部8センチもあります。コルチディテスとしては明らかにビッグサイズ。数が少ないためサンプル数が少ないこともありますが、8センチはかなり大きなサイズです。
そして、この起点の渦が完璧にクリーニングサれている点が素晴らしい。異常巻きアンモナイトであることがよく分かります。巻き方につきましてはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。一見すると通常巻き(平巻き)かと思われがちですが、起点が手前にあり、奥に成長していくという点で、平巻きとは明らかに異なります。
そして、かなり厚みがあります。コルチディテスは手に入れたくても市場で販売されていることはほぼ無いため容易には入手はできません。今回、スペイン在住の異常巻きアンモナイトをメインに収集するヘビーコレクターと知り合う機会があり、ひょんなことから入手に至りました。
中央で二手に分かれています。肋(ろく)は落差があり、力強さを感じさせます。
開口部にかけて大きく膨らんでいきます。この点密巻きのアンモナイトに似た印象を持ちます。
でありながら、中央付近は分離している、ゆる巻きのアンモナイトの特徴も持っています。
起点は平巻きではなく、一方に偏っている、という、なんとも風変わりな、まさに異常巻きアンモナイト。こんなアンモナイト、今まで見たことがありません。
手前側に起点が飛び出しています。この点だけ見れば明らかに”異常巻き”なのです。実にユニークな巻き方です。
直径最大部8センチ、世界的に希少な、異常巻きアンモナイト、コルチディテス・ブリストロフェリ(Colchidites breistrofferi)の3Dクリーニング標本であります。
価格:
商品ID:an2249
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Columbia
サイズ:直線距離8cm 厚4cm
商品説明:コロンビアからこんにちは!世界的に希少な、異常巻きアンモナイト、コルチディテス・ブリストロフェリ(Colchidites breistrofferi)の3Dクリーニング標本
この商品は売却済みです。
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