こちらは古生代デボン紀の頭足類、ゴニアタイトです。アンモナイトの祖先として知られています。頭足類はカンブリア爆発からしばらくして誕生し、現世まで棲息している、最も息の長いグループの一つです。イカ、タコは現代を代表する頭足類です。時代と生物の相関は、コラム「地球のタイムスケール」でご確認ください。
こちらの化石は写真左右に走る接着痕があります。接着痕自体は化石の種類によりますが、決して珍しいものではありません。そもそも多くの化石は割れて見つかりますので、接着は必要です。この個体に関しては、気になる人によっては気になる程度の痕です。目立つものではありません。
ゴニアタイトはシンプルな構造をしています。まだ天敵が少なかったからでしょうか。中生代のアンモナイト等と比較すると、特に縫合線と呼ばれる骨格が表面に現れた模様についてシンプルさが際立っています。
付属のスタンドを使って展示した事例。
直径最大部93ミリ。
こちらが裏面(非鑑賞面)です。こちらから見ると接着痕がどこにあるかよく分かります。
ご覧のように良形の化石です。
およそ厚さ15ミリ。
100円玉との比較。良形の典型的なゴニアタイトの化石です。
価格:
商品ID:an1838
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:直径9.3cm 厚1.5cm
商品説明:リーズナブルプライス!良形!アンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石
この商品は売却済みです。
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