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アンモナイトの海の底で……主役を引き立てる名脇役たち。モミジソデガイ科(Aporrhaidae)の母岩付き標本/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

モミジソデガイ科の最大の特徴である、殻口から広がる翼状の突起は、この標本でははっきりとは保存されていません。一方で、塔状に巻いた特徴的な殻の形はよく確認できます。単体の貝化石というよりも、白亜紀の海底の一部をそのまま切り取ったような、味わい深い母岩付き標本です。


この仲間は、白亜紀の海底の砂泥上に生息していた巻貝です。現生種からの推測では、動きは比較的ゆっくりで、海底の表面、あるいは浅く潜るような形で生活していたと考えられます。
本来は、殻口から翼状の長い突起が広がっていました。なぜ殻口を大きく広げるのかについては、柔らかい泥に沈み込みにくくするため、あるいはカニなどの天敵から殻を守るためなど、いくつかの説があります。


華やかなアンモナイトが主役だとすれば、このような巻貝や堆積物は、当時の海の環境を語ってくれる名脇役です。白亜紀の海底の「一場面」が、そのまま内包されたような標本です。


派手さで見せる標本ではありませんが、当時の堆積環境をそのまま切り取ったかのような、地質学的な資料性と静かな魅力をあわせ持つ一品です。

商品説明:アンモナイトの海の底で……主役を引き立てる名脇役たち。モミジソデガイ科(Aporrhaidae)の母岩付き標本。むかわ町穂別