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まさに古代の「ピサの斜塔」…約3000万年前に浅瀬に棲息していたイタリア産の腹足類化石、セリチウム(Cerithium)の化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)

塔状の古代貝に詳しい方なら「あれ、ヴィカリアに似てない?」と思われたかもしれません。鋭いです。両者は同じカニモリガイ上科(Cerithioidea)に属する「いとこ」のような間柄です。セリチウムはオニツノガイ科、ヴィカリアはキバウミニナ科に属します。セリチウムが主に外洋の浅瀬を好むのに対し、ヴィカリアはマングローブが茂るような汽水域(河口付近)を生活の拠点としていました。どちらも「タワーマンション」のような高層建築を得意としますが、ヴィカリアは肩の部分に鋭いトゲが発達し、より武骨な印象を与えます。対してこのセリチウムは、より細やかで洗練された装飾が特徴です。
いずれも、当時の環境を特定できる「示相化石」として知られています。当時のイタリアが温暖な熱帯・亜熱帯地域であったことを証人のような存在です。








商品説明:まさに古代の「ピサの斜塔」…約3000万年前に浅瀬に棲息していたイタリア産の腹足類化石、セリチウム(Cerithium)の化石
腕足類のウンチク
腕足類(わんそくるい)とは?腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。■特徴は?1.二枚貝のような殻腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。2.軟体の腕殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。3.フィルターフィーディング腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。4.深海に生息腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。■絶滅した理由現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。■化石としての重要性腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。