

こちらは白亜紀の森が凝縮されたミャンマー産琥珀、バーマイト。約9900万年前、恐竜たちが闊歩していた時代の樹脂が化石化した一品です。
木の「樹脂」とは何でしょうか?木が自分を守るために出すベタベタした液体のことです。傷ついたときにふさぐ(バイ菌や虫を防ぐ)、外敵から身を守る、といった役割があります。時間がたつと固まって、松ヤニのようになり、さらに長い年月で化石化すると琥珀(こはく)になります。言ってみれば、木の防御用の「天然のコーティング液」のようなものです。
そのコーティング液に、時々、こうして虫が飲み込まれることがあります。そのまま化石化したものが、このような琥珀なのです。

内包された甲虫の拡大画像です。肢の関節や触角の節まで明瞭に観察できます。通常の化石では失われやすい軟組織や細部が、琥珀の中では当時のまま保存。約1億年前の空気を吸っていた生命の姿そのままです。まさに「虫の知らせ」ならぬ「虫の証言」と呼ぶにふさわしい資料です。

甲虫の周囲には微細な植物片や土壌由来の有機物が保存されています。これらは「インクルージョン」と呼ばれ、当時の森林環境を特定する重要な手がかりです。

指先にのせてバックライトを当てつつ撮影しました。バーマイト特有の深い黄色は、光を当てるとさらに美しく輝きだします。

バックライトなしでも、透明度は失われません。

倍率をあげて観察すると、外骨格の質感がより鮮明に。複眼や口器の構造まで維持されていることが分かります。ぜひ高倍率のルーペをお使いください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

左右約13ミリです。

100円硬貨との比較です。まさにデスクに置ける「極小の博物館」です。白亜紀の森の一部の所有権を手にしてみませんか?

白亜紀の樹木が分泌した樹脂の想像復元図です。


価格:
商品ID:ot4514
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.3cm×0.9cm×厚0.3cm
商品説明:指先に収まる極小の白亜紀の森…見事な甲虫が内包されたミャンマー産バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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