

こちらは、京都府亀岡市稗田野(ひえだの)で見つかった「桜石」です。断面が桜の花びらのように見えることから、この名前がつきました。この花の形は、「三連双晶(さんれんそうしょう)」という、3つの結晶が組み合わさってできた非常に珍しいものです。
もともとは「コーディエライト(菫青石)」という鉱物でしたが、長い年月のあいだに中身が雲母(うんも)などへと変わりました。このように、形を保ったまま中身だけが別の鉱物に変わったものを「仮晶(かしょう)」といいます。

断面をクローズアップすると、中央から6方向に広がる繊細な「花びら」がはっきりと確認できます。この独特な形状は、120度の角度で組み合わさった結晶の接合面が生み出した自然の幾何学模様です。

母岩の上に乗った桜石はまるで、岩場に咲く高山植物のようです。桜石は、泥岩がマグマの熱を受けて「ホルンフェルス」という硬い岩石に変わる過程で誕生します。

裏側はホルンフェルスの無骨な質感が魅力です。桜石の花状部分は一般的にやや脆い性質があるため、このようにしっかりとした母岩と一体になった標本は、保存性・安定性の面でも安心感があります。

全体は約38ミリ四方、主役である桜石の結晶は最大で約10ミリ前後です。

100円硬貨との比較です。明瞭な花びら状の結晶が美しく残っており、和の情緒を感じさせる佇まいが素敵です。桜石は古くから珍重され、地域によっては「印石(しるしいし)」とも呼ばれ、信仰や鑑賞の対象となってきました。日本由来の美しい石をあなたのデスクに迎えてみませんか?

価格:
商品ID:ot4477
時代:Unknown
産地:京都府 日本
サイズ:本体最大1cm 母岩含め全体3.8cm×3.8cm×最厚部2.9cm
商品説明:日本由来の美しい石を貴方のデスクに飾ってみませんか?京都府亀岡市稗田野産「桜石」
この商品は売却済みです。
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